J1第14節 横浜M×川崎(日産)


 今月は日曜開催が続く。6/4、18、25とマリノスのリーグ戦は全て日曜。ただ今日は17時開始だったので後半途中まで明るさが残っており、いつもの日曜夜開催のように翌日が気になって、というような感覚はあまりなかった。いつの間にこれほど日が長くなったのかと驚いたが、あと20日もすれば夏至だし当たり前か。

 試合はここ4〜5年のこのカードと同じく、フロンターレが攻めてマリノスがそれを凌ぎつつカウンターでチャンスを伺うという展開。まず守備から入るのは川崎相手に限らずいつものことだが、前の選手も自陣に引いてスペースを消し、川崎にパスを通させない様を見るに、今日はチーム全体で意識して守っていたように思う。川崎は中村、家長とタメを作れる司令塔が2人もいて、マリノスにスペースを消されながらもボールをキープして穴を伺う攻めはさすがだったが、全体的に少しリズムがスローで決定機までには至らず。逆にマリノスも徐々にカウンターで相手ゴール近くに到達する機会が出始めつつ、前半は0−0。
 後半も似たような展開だったが、開始10分頃、右サイドから天野が逆サイドのマルティノスにロングパス、これをダイレクトで中に折り返した先にウーゴが飛び込んでマリノスが先制した。マルティノスは清水戦でもそうだったが、右サイドだと球離れが遅くて攻撃のリズムを乱す一方で、左サイドだとプレーがシンプルになってそれが良い結果を生む。このカードはいつも先制した方が勝つのでこれでマリノスはかなり有利になった。その後も川崎の攻勢は変わらなかったが、阿部のゴールかと思われたシーンはオフサイドで、そのすぐ後にウーゴと交代で入った富樫がカウンターからループシュートを消めて2−0。ほぼ試合を決定付けた。富樫は1トップとしてはポストプレーなど課題は多いのだが、シュートセンス(フリーでシュートを撃つ体勢にまで持ち込む動きの質、そして状況に応じてシュートを使い分ける判断力)は天性のものがあるな。1トップより2トップの一角の方がより活きるように思うが、今後もウーゴとの併用で少ない時間で結果を出すしか無い。

 このまま2−0で試合は終わった。帰りはいつかの代表戦時のように北新横浜から市営地下鉄で北上するルートで帰宅。

J3第11節 FC東京U23×G大阪U23(西が丘)


 今日は久々に朝走ったらあまりに良い天気だったんでどこかに出掛けたくなった。近場で行ったことの無い場所に行ってみようと地図を眺めつつ、J2/J3が近くでやってないかも調べてしまうのだが(苦笑)、色々検討した結果、護国寺経由の西が丘行に決めた。
 まずは護国寺に向かったのだが、地下鉄の出口が門の脇という立地だった。

 案内板でこの寺の縁起を知ったのだが、五代将軍徳川家綱の母桂昌院による建立だという。

 こうした東京の寺社の境内の緑を見るにつけ、江戸時代は周辺地域もこのように長閑だったのだろうなと思わされる。今のようにビルで埋め尽くされた東京ではない姿がどんなものだったか想像を手助けしてくれる。
 奥には墓地があり、鳥居を構えた立派な墓も幾つかあった。その一つの墓碑に“従一位”の文字が見えて、大物のようだが誰だろうと目を凝らしていたら、近くにいた中年男性が大隈重信の墓だと教えてくれた。他にも山県有朋三条実美ら明治の元勲の墓がここにあるらしい。

 護国寺からは西が丘に向かうのだが、電車だと乗換えが多く面倒だなと思っていると、googleがバスで三田線千石駅に向かうルートを教えてくれた。西が丘は最寄りが三田線本蓮沼駅なので乗換えは一度で済む。最近のgoogle先生はこうしたバスルートも教えてくれるので助かるな(笑)昼時だったのでどこかで昼食を摂りたかったが、護国寺、千石では適当な店が見付からず、結局本蓮沼で摂ることになった。こうして試合開始頃に現地着。

■観戦記
 FC東京U23は去年観たが、ガンバのU23は初めて。スタジアムに着いてまず思ったのはガンバサポの多さだった。アウェイゴール裏がホームゴール裏よりも多かったほど。メンバーはオーバエイジの呉屋以外は20歳前後の選手達で、2種登録(高校3年世代)も2名スタメン入り。一方のFC東京もオーバーエイジ、2種登録メンバーが混在するスタメンだったが、久保がスタメンなのには驚いた。U20W杯から帰ってきたばかりだし、ベンチ入りするかどうかかなと思っていたので。この起用を見るに、もう完全にU23チームではレギュラー格ということなんだろうな。U20W杯メンバーではGK波多野もスタメン。
 久保君のプレーを生で観るのは勿論初めてだったのだが、パスのタイミングやフェイントの掛け方などプレー全般で日本で育った選手には無いセンスやリズムがあったが、さすがにフィジカル差は如何ともし難く相手ゴール近くではなかなか効果的なプレーが出来なかった。まぁそれは個人の責任だけでは無くてチームとして組織が構築しきれて無いという面もあるが。
 試合展開はひたすらミスの応酬という感じで、お互い相手のパスをカットして攻め込もうにも次のパスが繋がらずにまた逆襲を食らうというシーンが開始からずっと続いた。相手のプレスをかわすような横や後ろのパスはスムーズなのだが、縦(前)へのパスになると途端に精度が落ちてしまう。チームとしての成長と、より多くの選手にチャンスを与えるというミッションを折衷させるとこうなってしまうのだろうか。両チームとも決定機は1度づつといった具合で、それを決めたFC東京が1−0で勝利。ラスト15分くらいはどちらもカウンター時で前に走り出す人数が前半より多くなって幾らか面白くなった。

 試合後は十条駅まで歩き(1.7kmほど)、埼京線で新宿に向かい、色々買い物して帰路へ。

J1第13節 清水×横浜M(アイスタ)


 4年ぶりの清水行。これまでは基本静岡駅とスタジアムの往復で、観光と言えば一度駿府城に行ったくらいだったので、今回は事前に調べ、14時からの試合前に色々日程を詰め込んだ。日本平久能山東照宮から清水港で昼食を摂り、スタジアムに向かうコース。
 日本平へは静岡駅からバスが出ているものの、1時間に1本、かつ新幹線の本数もそれほどないので当日は7時台の新幹線に乗るつもりが、起きたら8時という始末。結局9時台の新幹線になってしまった。東京から来た列車の自由席は既にほぼ満席だったが、列の先頭に並んでいたのでどうにか座れた。遅れた分をカバーすべく、静岡駅到着後、在来線で隣の東静岡駅まで行き、そこからタクシーに乗車した。行く途中運転手のオヤジさんと会話していたのだが、日本平からの景色を見たいというと、ビュースポットまで連れて行ってくれた。日本平のロープウェイ駅から旧道を少し下った場所にあり、茶畑越しに駿河湾伊豆半島、富士山、そして箱根の山々まで一望出来る。

タクシー利用で費用はかさんだが、思わぬ収穫だった。
その後はロープウェイに乗って久能山東照宮へ。日本平といいここといい、実はスタジアムとは直線距離でそう離れていないのだが、山道なのとバスの本数の少なさもあってなかなか来れなかった。今日は晴天に恵まれて何よりだ。東照宮では中国語を話す観光客が結構いたが、東京、大阪など大都市だけでなく、地方にもインバウンド客が増えていると言うことか。

 日本平に戻った後はタクシーを呼んで清水港に向かい、河岸の市という港の傍にあるレストランが併設された施設にて昼食を。

昼時だけに人が多く、並ぶのを覚悟したが、店の数が多いのですんなり入れた。マリノスユニを着た人も多く、皆やはり考えることは同じらしい。店探しをしていたら後ろから声を掛けられ誰かと思ったら観戦仲間の友人達だったりもした。ここでは好みでネタを選べる5種盛りの海鮮丼を食べたが、桜エビや珍しいアブラボウズなる深海魚など普段なかなか食べるチャンスの無いネタを中心に選んだ。
 その後はようやくスタジアムへ。河岸の市から歩いて10分弱の区役所の駐車場前にシャトルバスが止まるとのことで、丁度自分が着く直前に発車してしまい結構待たされるかなと思いきや5分ほどで次のバスが来た。静鉄のバスだったがSUICA、PASMOなどICカードが使えるので便利。20分程でスタジアムに到着。

■観戦記
 清水はここまでホーム未勝利、またここ最近は失点が多い(10試合連続失点中)だけに今日も先制さえすればマリノスは行けると思っていた。序盤からここ最近の甲府戦、仙台戦よりかはアグレッシブに前に進もうという意識は感じられ、前半15分に左からのクロスが流れて、エリア内右サイドにいた松原が一度切り返して左足でミドル、これが決まってマリノスが先制。松原はこれがプロでの公式戦初ゴールだったらしい。
 その後は清水が押し返す形になり、両サイドから何度かマリノスゴール前に迫ってきた。特に印象に残っているのが左SBの松原后でボール扱いも上手いのでドリブルから何度もクロスを供給していた。アトランタ五輪代表だった松原良香の甥で、対面のマリノスの松原と何度かやりあっていたので次第にボールを持つだけでアウェイゴール裏からブーイングが飛ぶようになったが、良い選手だと思う。運動量も多くて最後まで足が止まらず、マリノスの前田を守備に走らせて消耗させ途中交代に追い込んだりもした。この選手も96年度生まれか。丁度リオ五輪の最年少世代なので年代別代表のチャンスがないだけにあまり目立たないが、鳥栖の鎌田や鹿島の鈴木など、この世代は若くして試合に出ている有望株が多い。(年代別代表のチャンスがないと書いたが、厳密には18年のU2アジアカップ出場の資格を持つが、おそらく東京五輪世代の強化目的に97年生まれ以降の世代で臨みそうなので。)
 先制してからのマリノスはまたここ最近の内容に戻りつつあった。特にボランチの喜田、扇原のパス精度だな。もちろん本人の責任ではあるのだが、試合中喜田が何度も前の選手に下がってパスを受けに来るよう激しくジェスチャーしていたように、チームとしての問題という側面もある。ボランチでのボールロストの多さは、中位、下位チーム相手にならまだどうにかカバー出来ても、上位チーム相手には失点に結び付く確率が上がり、致命的になる。後半もこの流れは変わらず、早々に白崎に同点ゴールを決められた。
 だがその直後にマルティノスが左から素晴らしいクロスを上げて、中央のウーゴが合わせて2−1。とにかくマルティノスのクロスが素晴らしかった。この選手は長い足を生かしてゴリゴリ前に進んだり切り込んでシュートするのは得意でもこういうクロス精度はいまいちな印象だったのだが、こんな武器もあったとは。その後は清水の攻勢に対してマリノスは栗原を入れて3(5)バックで鄭大世、デュークらの高さに対抗し、終了間際にカウンターからウーゴが持ち込んで3点目を取って勝負を決めた。ウーゴはこれで2戦連続の2ゴール。

 帰りは敢えて清水駅行きのバスに乗った方が静岡駅まで早かったりするかなと思いきや大渋滞でスタジアムから50分も掛かった。清水からJRで静岡に向かったのだが、目の前に座っていたサッカー部の練習帰りと思しき高校生2人組が清水東東海大翔洋で、大声で会話する内容にも他の強豪高が出てきてまさに静岡だなと(笑)高校は違うチームでも小学校、中学校でチームメイトだったりもするだろうし、この辺でサッカーしてればお互い顔見知りの関係なんだろうな。
 17時台の新幹線に乗るつもりが18時台になってしまったのだが、丁度選手と同じ列車だったようで待合室で友人と合流して軽く祝杯を上げていたら、選手が何人もやってきたのはラッキーだった。

 帰りの新幹線車内より。清水はどこにいてもふと周りを見渡すと大きな富士山が視界に入ってくる街だった。アウェイ清水戦はこれで4度目だが、初めて清水の街を満喫した気分。

 

【回顧】2014年U-19代表

 油断すると観戦記で埋め尽くされるので(笑)、久々にサッカーを別の角度から。
 今週発表されたA代表に中村(柏)、三浦、井出口(共にG大阪)の名があったを見て、3人とも3年前のU19アジアユースのメンバーだったのを思い出した。翌年にNZで開催されるU20W杯を目指す代表で、結果から言うと準々決勝で北朝鮮にPKで破れたので出場は適わなかったのだが、今振り返るとなかなかの面子が揃っていたな。

<2014年U-19アジアユースメンバー>
カッコ内の矢印は(当時の所属→現在の所属)、名前の青字はA代表招集経験者、所属の赤字は海外クラブ

GK
中村 航輔(柏)
高木和 徹(清水)
吉丸 絢梓(神戸)
DF
三浦 弦太(清水→G大阪)
内山 裕貴(札幌→鳥取
広瀬 陸斗(水戸→徳島)
宮原 和也(広島→名古屋)
中谷 進之介(柏)
石田 崚真(磐田U18→金沢)
茂木 力也(浦和ユース→山形)
坂井 大将(大分U18→大分)
MF
望月 嶺臣(名古屋→京都)
松本 昌也(大分→磐田)
関根 貴大(浦和)
金子 翔太(清水)
川辺 駿 (広島→磐田)
高木 大輔(東京V
奥川 雅也(京都U18→リーフェリンク
井手口 陽介(G大阪)
FW
南野 拓実C大阪RBザルツブルク
越智 大和(産能大
オナイウ 阿道(千葉→浦和)
北川 航也(清水ユース→清水)

 パッと見ただけでもJ1でレギュラー、準レギュラーなのは中村、中谷、井出口、関根、金子(2万ゴール男)、川辺がいて、南野はオーストリア1部、J2でも宮原、広瀬、石田、茂木、望月、高木が試合に出ている。特定のポジションに偏らず、後ろから前までタレントが揃っていてつくづくU20W杯に出場出来なかったのが勿体ない。今年22歳以下という世代だが、既に4人A代表に呼ばれている。その最初が南野だった訳だが、この選手は当時から既にセレッソでレギュラー、かつブラジルW杯の予備登録メンバーにも入ったほどで、チームの中心という言葉では足りない位に経験値や能力で突き抜けた存在だった。当時は自分も南野くらいしか実際にプレーを観たことのある選手はいなかったし(苦笑)その南野がPK戦で最後外して敗退が決まったのは皮肉というかある意味このチームを象徴していたというか。
 タレントは揃っていたが、このチームは最初から最後までドタバタしていた。GL緒戦の中国戦は十分勝てる内容だったのにミスから失点してそのまま敗戦、次のベトナム戦は終了間際に追い付かれて終わったと思ったらそこから2点取って首の皮一枚繋がり、最後の韓国戦は南野が別格の2ゴールで快勝してベスト8進出、だが次の北朝鮮戦は押し込みながら決定機を外し続けてPKに持ち込まれて敗退、と。予想外の展開が続いてそれに対応してたらいつの間にか大会が終わっていた、という印象。ちなみに今回A代表に入った選手は中村、井出口はレギュラーで、三浦も当初はレギュラー、しかもキャプテンだったのだが、GLでの苦戦から途中でレギュラーから外れている。(腕章は南野へ。)若い内にそういう経験をして、去年は清水でシビアな昇格争いも経験してるだけに、三浦にはちょっと期待してるのだが。森重が外れてついに昌子がCB2番手に昇格かという中でその次の枠を是非掴んで欲しい。

J1第12節 横浜M×仙台(日産)


 今日は毎年この時期にやっている焼きサンマ配布(お代は寄付で)があったようなのだが、スタジアムに着いたのが試合開始ギリギリで食べられず。去年、それから一昨年もそうだったがこのイベントの日は晴れて気温も上がり、「サンマにビール」に相応しい天候になる(笑)

 バタバタしながら試合を観始めたのだが、開始早々に仙台に決定機が2度あり、これはDFがゴールラインやその少し前でシュートブロックして防いだ。とにかく前半は仙台がボールを繋ぎ、サイドでも中央でもどんどん人が後ろから走り込んで数的優位の状況を作ってゴールに近付いていく。ただシュート精度は低かったな。前半半ばにもゴール前でフリーで打つ場面があったがこれも枠を外れた。あまりにマリノスゴール前でボールが繋げる為か、仙台の選手はシュートチャンスでも、よりフリーの味方にパスする傾向があった。より確実にという事だったのだと思うが、より綺麗に決めようという体になってしまい、強引さが無かったのが影響したかもしれない。
 そんな感じで前半が終わるかと思っていたら、縦パスに抜け出した前田がそのまま持ち込んでゴール。丁度仙台が攻めている時でDFラインが高くなっており、その裏を突いた形。前節にも書いたジンクスなら今日は●だが、このゴールで今日も甲府戦みたく何だかんだで逃げ切るかなと思った。
 前半飛ばした分、仙台は後半少し動きが落ちたが、マリノスはそれを生かすことが出来なかった。攻撃はとにかく縦一本、その繰り返し。何度も繰り返せば先制点のようなラッキーパンチもあるだろうが、あまりに単調でまた徐々に仙台にボールを繋がれて押し込まれていく。後半も仙台に決定機が何度かあり、それは飯倉が防いでいたが、終盤にCKから大岩がヘッドで決めて同点。今季のマリノスはセットプレーでの失点が多いが、今回ほどゴール前で相手選手をフリーにしたシーンは珍しい。結局後半もマリノスのチャンスは1度あったかどうかという内容で1−1の引き分け。ふと思い出したが仙台戦はアウェイでは勝率が良いが、ホームでは勝てていなかった。今年もそれは変わらず。
 甲府戦もパッとしない内容だったが、それを更に下回る低調な出来。前半は監督では無くコーチの松橋がコーチングボックスで指示を出していたのだが、試合毎に悪化する内容やこの光景を見て、監督は求心力を失っているのではという気がした。どうにか守備陣(というかCB2人)が相手の攻撃を撥ね返して最低限の結果を残しているが、チームとしてはかなりギリギリの所まで追い込まれているのではないかなと。
  
 仙台の選手で目に付いたのは右の蜂須賀、左の永戸の両サイドとGKシュミット。両サイドの2人は周りと連携してマリノス陣内深くまで何度も攻め上がっており、特に左の永戸は初見の選手だったのだが、後半も運動量が落ちず左サイドをカバーしており、良い選手だなと。GKシュミット・ダニエルも初めて見たが、足元の技術とキック精度の高さが印象に残っている。

 日産のバクスタは14時開始だと日差しをモロに浴びるので、大分消耗した。だがこれから夏になると19時開始になるので、明るい内に帰れるのはこの時期ならでは。

J1第11節 横浜M×甲府(三ツ沢)


 日曜開催(平日の前日開催)というのはあまり嬉しくないものだが、昨日の天気を考えると今節はこれで良かった。もし昨日なら三ツ沢でズブ濡れになるところだった。
マリノス戦は2週ぶりだが、前回がGW序盤だっただけにもはや遠い過去のような感覚。この間アウェイで甲府ルヴァン杯)、鳥栖と当たったわけだが、マリノスは3/18にホームで新潟に引き分けてから(これも今の新潟の状況を考えると勝点2を落とした形)、4月以降の公式戦で見事に勝ちと負けが交互に続いている。

3/18新潟△1-1
4/01C大●0-2
4/08磐田○2-1
4/12神戸●0-2(ルヴァン)
4/16広島○1-0
4/22木白●0-2
4/26新潟○4-1(ルヴァン)
4/30G大●0-1
5/03甲府○1-0(ルヴァン)
5/07鳥栖●0-1
5/14甲府○1-0
5/20仙台
5/24鳥栖(ルヴァン)
5/27清水
5/31広島(ルヴァン)

そんな流れなので今日は○の日かなという予感はあり、特にこの間の敗戦が全て無得点なのを踏まえると、先制した時点でその予感は確信に変わった。内容的にはパッとせず、伊藤以外開幕からほぼ固定されているメンバーなのにパスミスが目立ち、終盤の追加点の絶好機2つも外すなど、甲府に追い付かれるフラグは多々あったのだが、それでも上記のジンクスで今日は勝つだろうと。
 リーグ戦では4試合ぶりのゴールだったが、最後に決めたのも今日と同じ金井だった(磐田戦の決勝点)。守備はこの間2失点以内に抑えているように危ない場面は結構ありつつも最後の一線で踏ん張っているが、攻撃陣は沈黙が続いている。特に齋藤は主に開幕当初に重ねた5アシストという結果は残しているがゴールは0。柏戦辺りからドリブルも切れが無く、今日も甲府守備陣にほぼ全て止められていた。本人もフラストレーションが溜まっているのか味方に激しくパスを要求したり、主審の判定に怒りを露わにしている場面もあったな。今はコンディションが落ちているだけかもしれないし、またコンディションが上がってくれば開幕当初のようなドリブルが復活するかもしれない。ただ、状態が良くない中でも1プレーで試合を決めるというのが本当のエースだと思うが、低調なままノーインパクトで終わる試合が3〜4試合も続く選手が果たしてそれに相応しいのかという疑問はある。しかも背番号は10でキャプテン。開幕前に書いたようにやはり背負わせているものが大きすぎると思うのだが・・・。

 甲府ウイルソンとドゥドゥを前に残して守備時は5人が最終ラインに戻る形だったが、後半途中まではサイドの阿部、松橋の押し上げ、また兵藤や田中が前に走り込むことで攻撃に厚みを加えていたが、終盤は運動量が落ちて前に走り込めなくなり、前の2人は孤立しがちだった。ただそれでも残留は堅いな。毎年このチームを観ていて思うが、個々の選手がやるべきことをやっているチームだと思う。相手のマークに付く、スペースをカバーする、しっかりクリアするという基本的なことを疎かにしないチームとでも言うか。その他DFエデル・リマは辺り負けしない強さもあり、また最終ラインから自分でドリブルしてボールを前に運べる選手なので、来年にはどこかに移籍すると予想。例によって柏とか。

 日曜とは言え14時開始なので終わってもまだ明るいのは良いな。いつものように徒歩で下山して横浜駅に戻り、龍王で早い夕飯(というか文字通り夕方の飯だな)を食べて帰宅。歩いて横浜駅だと大概相鉄口までとなるので、近くの手頃な飯屋というとやはりここ。昨日も少し書いたが、このジョイナスも相当年月が経っていて将来的には建替えの話も出てくると思うが、この店は是非続いて欲しい。

※追記
リーグ戦で甲府戦の前に決めたのは中澤だった(広島戦)。このゴールもFKに合わせた形で、その前の金井の磐田戦決勝点もCKからの流れだったので、純粋に流れの中から決まったのは磐田戦の先制点が最後か。齋藤の左からのクロスをマルティノスがヘッドという形だったが、マリノスの攻撃=両翼を象徴しているようにも。

横浜散策

 今週は日曜開催なので今日は朝から三ツ沢の丘を上ってシート貼りに行った。最寄駅からのアクセスは徒歩圏内に小机、新横浜と2駅ある日産の方が便利だが、三ツ沢は横浜駅というアクセス至便な大ターミナルまで出てしまえばそこからバスに乗れば着いてしまうので心理的には近く感じられる。土曜の朝で道路もそれほど混んでいなかったので、駅から10分足らずで到着。雨でガムテに文字を書くのに難儀はしたが、シートを貼り終えてすぐにまた横浜駅へ。三ツ沢はバスの本数も多いのでその点も楽だな。(ただし帰りは道が混んでいたが。)

建設中の横浜駅新駅ビル。段々鉄骨も組み上がってきた。駅構内にあった工事案内によると進捗率は15%らしいが、2020年には竣工される。この駅も自分が物心付いた時から常に工事が続いていて、この駅ビルが完成した後も何かしらの建替え、新築工事があるのだろう。次は東口(郵便局辺り)が再開発されるんじゃないかという気がするが。

 昨日まではこの後近くの中央卸売市場まで行って朝昼兼用で何か食べようと思っていたのだが、何故だか辛い麻婆豆腐が食いたくなって中華街に行った。

 中華街はこういう細い路地にいい店があるんじゃ無いかと思って入ってしまう。この路地で見付けた店で麻婆豆腐を食って汗をかいた。これから雨の季節で湿気が多くなるし、こういう発汗は必要(笑)
 
 そのまま帰るのも勿体なかったので山下公園まで歩いて行ったら、そこでトライアスロンの国際大会が開催されていた。調べると年間を通じて世界各地を転戦し、レベルとして最高峰に位置付けられるシリーズ大会の1つらしい。山下公園を起点に赤レンガ方面までがコースに含まれており、水泳は山下公園前の海だと。水質が気になるところだが。今日の天候はアスリートには難儀だったと思う。昨日のような晴天なら良かったが。

 帰りは日本大通り駅から帰るつもりで歩いたのだが、駅の入り口に横浜都市発展記念館なる施設があって入ってしまった。横浜の都市整備に関する展示があって、今は企画展として明治以来の横浜の地図を辿る展示もあった。見終わって1階の入り口に戻ると、横浜の地図上に来訪者が自分の住む場所に印を付けるコーナーがあって、説明員もいたのだが、その男性は見た目還暦くらいかなと思っていたら何と御年80歳で、横浜の歴史を短いながら色々語ってくれた。横浜の大空襲を経験し、横浜中心部の建物がほぼ全て焼き払われた為に、当時その人が住んでいた弘明寺からでさえも海が見えた事、大岡川に浮かぶ大勢の犠牲者を目撃した事、等々。GWに会った祖母もそうだが、戦前戦中を生き抜いた人のタフさ、エネルギーには尊敬の念を抱かずにはいられない。

 帰りは横浜までバスで戻り、帰路に就いた。