山陰紀行 vol.1

 考えてみたら出張やサッカー絡み以外の『純粋な』旅行って働き出してから初めて。中・高・大と夏休みは毎年何処かしら行ってたけど、ここ最近は観戦即是旅の状態。それも良いんだが、気ままな旅も懐かしくなってきたので、今年からまた全都道府県到達への道を復活させる事にした。これまで行った事の無い都道府県は大まかに北東北、北陸、山陰、四国、南九州・沖縄と、やはり距離・時間の遠い場所が多いんだが、08年は手始めに旅行範囲が比較的狭く、計画も立て易そうな山陰に決めた。


■26日夜
 最初は行き帰り共バスを考えてたが、渋谷20時発より22時半横浜発の方が時間・移動が楽だし夜行バス特有の疲れも無いかと思って寝台にした。一人畳二畳分位のスペースがあるだけの、ノビノビ座席なる最も安い席だったのだが、2階立てで高さが無いので実際より狭く感じ、バスで行くのと疲労度はあまり変わらなかった。加えて朝車内販売の鯖寿司を買ったら予想以上に強い酢臭が狭い空間に充満し、翌朝10時に出雲市駅に着く頃には体調も悪化した。


■27日
 ようやく新鮮な空気を吸って体調を整え、出雲大社へ。つい10日位前まで、遷宮絡みで数十年振りに本殿の内部を公開してたそうだが、タイミングが合わず残念。行くと確かに敷地は広かったけども、建物自体は意外とコンパクトにまとまっていた。最近また古代史にハマりかけてる身としては、何故この地に大社が建立されたのかだけで興味は尽きない。周囲の山の頂には雲が掛かり、それが一層神秘性を増していているようにも。
 


 基本的に今回は西から東へ向かうルートなので、出雲市駅⇒松江で、まず松江城へ。
 
 天守閣から松江市内を眺望した時点で、まだ15時半。時間が余ってしまったので、本来行く予定では無かった城外すぐ傍にある小泉八雲記念館、旧居跡へ。名前ぐらいは知っているが、現在まで特に興味を覚えたという事は無かった。今回初めて知ったのだがアイルランド人とギリシア人のハーフだったようだ。いつも思うのだが、日本に帰化した外国出身者は顔付きも生まれながらの日本人に見えてくるから不思議だ。ラモスや呂比須もよく見れば彫りの深い顔立ちなのに、もう日本人にしか見えない。八雲の弟の写真というのが紹介されていたが、いかにも西欧人という顔付きなのに。
 これでも時間にまだ余裕があったので、駅までバス(約20分)を使わず、歩く事にした。松江城の堀を周って宍道湖畔に進み、駅へ。ようやくチェックインの時間が来たので第一日目は終了。