天皇杯決勝 浦和×清水(国立)


 謹賀新年。本年も宜しくお願い致します。

 と年明けからいきなりのサッカー観戦となった訳だが、今日は自由席チケだった為、久し振りに早朝から並んだ。着いてみると、予想通りホーム側千駄ヶ谷門からは浦和サポの長蛇の列だったので、アウェー側代々木門に並ぶ事にした。普段使うのは千駄ヶ谷門、青山門なので、代々木門はかなり久し振りだ。9時の開門を過ぎてもなかなか列は動き出さなかったが、9時半前には入場できた。

 今日は所属団体の友人(内清水サポ1名)+大学時代の友人(浦和サポ)という混成での観戦だったのでどうなるか心配だったが、そこはサッカー好き同士、お互いかなり深い所まで会話が通じるので楽しく観戦出来たと思う。午前中は女子サッカー全日本選手権決勝を観戦。日テレベレーザが田崎を4−1で破り、優勝。観ていてもやはり日テレの実力が一段上だった。そんな風に時間を潰し、いよいよ天皇杯決勝の時刻が迫ってきた。どちらのサポーターにとっても決勝という舞台で燃えるものがあったと思うが、浦和サポは準決勝とは(当然ながら)数だけでなく、声から伝わる優勝への思いが違った。選手入場時には↓の通り。

  

 天皇杯決勝は特定のチームのサポーターというより、サッカー好きが観に来る試合なので、だからこそどんなカードでも毎年国立が埋まるのだが、そういう人にとって、今日の雰囲気は明らかに例年と異なるものだったはずだ。

 試合は浦和が先制したが、全体的には清水のペースで、何度も惜しい場面があった。チョ・ジェジン以外にもう一人頼れるFWがいたら結果は全く異なっていたと思う。後半にも浦和がマリッチのゴールで加点し、清水もすぐに1点差としたが、平松の退場でその勢いも削がれてしまったようで、そのまま試合終了。 

 振り返ると、浦和の試合内容は決して良くなかったが、それでも勝つあたり、強豪と呼べる存在になったんだな〜と実感する。対する清水はまだ二十歳そこそこの若い選手が多いので、これからもっと伸びると思う。(それにしても俺の年齢だともうそろそろ中堅に分類され始めるんだよな・・・信じられん)しかし、これは両チームに言える事だが、これで今年のJは期待できるかというと、そうは言い切れないところがこの大会の恐ろしさなんだな。去年の東京Vなんて、天皇杯優勝して、さらにワシントンを補強して決定力不足も解決→これで上位間違い無し!って思っていたらあの結果だもんな・・・(実際、スーパーカップでワシントンを抑えるのに中澤が苦戦しているのを目にしたら、そう思うしかなかった)だから、今はゆっくり休んで、キャンプでじっくり調整すれば良い結果が生まれるだろう、としか言えないな。

 そんなこんなで早朝から夕方まであっという間に過ぎてしまい、元旦という気がしないが、正月からいい試合を魅せて貰ったので、今はただ両チーム、両サポーターに感謝したい。元旦なんてTVも面白くないし、家に篭っているよりこうやって過ごした方が充実感がある。今年はなんだかいい事ありそうな気がしてきた。