J1第17節 大宮×横浜M(駒場)


駒場初参戦
 今までそれなりにサッカーを観てきて、加えてスタジアムそのものにも興味を持っている人間としては
1.W杯会場
2.首都圏のJ本拠地
全制覇という目標が生まれたのはある意味必然だったかもしれない。1.はもう残すは大分とか札幌とか行く機会が巡ってくるまで何年掛かるか分からない所ばかりなんだが、その点2.のハードルはやや低目。去年のフクアリに続く今年の制覇行第一弾はさいたま市駒場スタジアムである。という訳で、今日は天候こそ生憎の雨だったものの、スタジアムに着いた時点で目的の半分は既に達成されていた。

■試合
 ウイング命のオランダ、韓国辺りのサッカーを観ていて他国のサイドアタックと違うなと感じるのは、単独ではなく2人、3人と人数を掛ける点だ。人数を掛けるのでDF側から見たら来るのが分かっているのに捕まえきれず、フリーで突破した選手がクロスをガンガン上げる、という展開になり易い。今日の(特に前半の)大宮のサッカーもそれに近い形で、オランダ人のロバート監督のスタイルがかなり色濃く出ていたように思う。予想としてはマリノスが押し込んで時々カウンター、という展開だろうと思っていたが、前半チャンスが多かったのは大宮の方で、カウンター主体ではあったが、クロスを上げるまでの左右の揺さぶりとかは見ていて面白かった。ただ、どれだけクロスを上げても最終的に試合を決めるのは中で待ってる人間な訳で、その辺が悩みなんだろうな。エニウトンは決定的なヘッドを外したけど動きは良かったので、若林を入れてパワープレーにするのは勿体無かった気もしたけど。
 マリノスは前半あまり良いところが無く、特に10番は徹底マークされて中盤の底の方まで下がらざるを得ない状況。後半に大島、那須を入れると押し始め、チャンスも多くなってきたけど、結局ノーゴールのままスコアレスドローに終わった。ここもFWが課題なんだろうなぁ。坂田も大島もそれぞれスピード、高さという武器があって好調なら年間10ゴールは決める能力はあるんだが、チームとしては15点は取ってくれるFWが欲しい所だ。大分、新潟に爆勝した以外は平均得点1点以下というのが何とも。
 
■帰途
 帰りは優雅に(?)湘南新宿ライングリーン車を利用。在来線グリーン車を使うのはおそらく初めてだったが、運賃+¥550であれはかなり御得だったので、今後も利用してみたい。例えば来季改装オープンされるであろう大宮公園サッカー場に行った帰りなどに。