天皇杯決勝 広島×鹿島(国立)


謹賀新年

 この決勝を観に行くようになって今年で4年目になるが、その理由は天皇杯決勝=元日を実感するというよりも、むしろ過度な正月モードを薄める為、という意味合いが適切かもしれない。正月のTVは面白くないし、昔からこのダラダラ時間だけが過ぎる感覚が好きでは無かった。家に居る位ならば親戚に挨拶に行ってこの試合を見て帰りに初詣に寄る程度の適度さで十分。


 新年最初の試合について。広島は天皇杯の決勝には出るけど、いつも最後は勝者の引き立て役で終わってしまってる感じ。今日は鹿島が前半早々に先制した時点で勝負はほぼ決まってしまった。広島が準決もその前もボールを支配されながら勝ち抜けたのは、前半早くに先制→相手の焦った攻撃をかわしつつカウンター、のパターンがあればこそ、だったのだが。それが崩れて柏木も欠場してたら厳しいわ。代役の高萩は前の試合でも感じたが、パスやトラップといった基本的な所でちょっと試合のレベルに達してなかった。完全に消されてたから、広島が攻める時はサイドからしか活路を見出せて無かった。まだ若いけど、このままだとJ2でも厳しい気がする。数年前に観た時は、もっとスケールの大きいプレーをしてたんだが。
 鹿島は一人一人の足元がしっかりしてて、中盤のパス回しなんかはプレッシャーをかけられてもかなり余裕だった。2点目はロスタイムだったが、それまでに何点か入っててもおかしくなかったし、無理に狙ってないのでは?とさえ思った。仮に広島が同点に追い付いたら、またすぐに突き放してたと思う。


 せっかく千駄ヶ谷まで来たので、初詣は明治神宮にしたら本殿まで1時間半も掛るとは。夕方はさすがに空いてると思ってたんだが迂濶だったわ。まぁ我慢して並んだんだから、それだけで何かご利益あるだろう。