年間表彰2008

年末なんてまだ先だと思っていたら、何時の間にか今年も残り10日を切っていた。あと3日働くエネルギーが残っているかかなり疑わしいのだが、その先に続くフットサル、忘年会を目指して金曜まで生き延びたい。という事で毎年恒例の代表表彰式を開催する。
今年は年代別代表の世界大会は五輪のみで、しかも結果がああなったという事でノミネートからは除外した。そもそも年代別代表の全ての試合などカバーし切れない。まぁもしも年代別代表ワーストマッチを選ぶとすれば、間違い無くアジアユース(U19)の準々決勝になるが。


■年間ベストマッチ
カタール戦(○3-0 2008/11/19 南アフリカW杯最終予選@ドーハ)
2位:オマーン戦(○3-0 2008/6/2 南アフリカW杯3次予選@横浜)
3位:中国戦(○1-0 2008/2/20 東アジア選手権重慶
1位2位共にその選出理由は予選の山場で結果・内容とも完勝と言う事なんだが、試合の重要度ではやはり最終予選>3次予選なのでこうなった。3位はあの荒い中国相手にアウェーで最後まで冷静に戦って勝った事を評価して。来年はもう少しホームで1位のような試合を多く(出来れば生観戦で)観たい。それが2月の横浜で、なら勿論文句無し。


■年間ワーストマッチ
バーレーン戦(●0-1 2008/3/26 南アフリカW杯3次予選@マナマ)
親善試合のUAE戦とかウルグアイ戦もパッとしなかったが、やはりこれを置いて他に無い。結果的にはあの試合を境に中盤の構成が中村・遠藤・松井・長谷部になり、正GKが川口→楢崎になったりと意義は大きかったのかもしれないが、重要な公式戦(予選)でチャンスの数、というか決定機と呼べるものがそもそも存在したのかというような試合で断トツ。


■年間ベストゴール
カタール戦 玉田
2位:韓国戦 山瀬
3位:オマーン戦 大久保
ゴールそのものインパクト+試合の重要度+ゴールの時間帯を考えればこれか。あれで相手の士気が一気に落ちたし。2位の山瀬はこの左足ミドルもそうだが、ボスニア戦のドリブルシュート、去年のベストゴールに選んだカメルーン戦のミドルとか見てて爽快なゴールが多い。あの時は代表でもポジション奪うかと思ったんだが。3位は中村ロングパス→オーバーラップしたトゥーリオの落とし→大久保シュートの流れがあまりにお手本通りだったので。


■年間MVP
◎遠藤
2位:中澤
3位:長谷部
4位:中村(俊)
5位:岩政
実はこの表彰を始めてから3年連続中村だったのだが、今年はもう遠藤しかいない。夏に病気で五輪を断念したのを忘れるくらい代表、クラブでもACL、CWCのインパクトが強い。しかもようやく代表でもPKキッカーになって期待通りの成功率100%という。MVPが遠藤なのが重要で2位以下は結構どうでも良かったりするんだが(後は五十歩百歩という側面もある。)中澤はクラブの結果は悪かったが、その存在感はさすがだったし、長谷部は海外移籍で伸びた成功例として。特にフィジカルはブンデスで揉まれてるだけあってかなり向上しており、代表戦でも安心してみていられる。5位はリーグ優勝クラブ枠(苦笑)選んでみて気が付いたが、ここは連覇してる割に代表定着選手が少ない。今更本山、小笠原の復帰も無いだろうが、岩政はまた呼んでもいいと思うのだが。


■年間最優秀ヤングプレーヤー
※受賞資格:1988年生まれ以降
◎金崎
2位:内田
3位:香川
 これは迷った。まず香川はクラブがJ2という点で、J1でタイトル獲得に貢献した上2名との比較で苦しく、3位。代表でもフル代表、U23、U19と過密日程に苦しんで、“潜在能力の高さは見せた”以上のものは無かった印象だし。で、代表とクラブを合わせて判断すれば内田なのだろうが、やっぱ大分と鹿島のクラブとしての規模の違いを考えたらあの齢でクラブの攻撃を担って、しかもタイトルまで獲った金崎のインパクトの方が僅かに上回った。
 選んだ後に気付いたが、実は3人とも早生まれ。この項目の受賞資格が学年で無く生まれ年である以上、やはり早生まれの方が1年プロ経験が長いという点で印象度が強いと言う事か。