まさかの優勝

―――今回の勝因はズバリ何だったのでしょう?
色々と思い浮かぶが、一つ選ぶなら女性陣の頑張り、ではないだろうか。去年のお台場に比べて一つ一つのプレーが丁寧だったし、特に2戦目など相手の女性に先制され一気に2点のビハインドを負った直後にまっ△んが同点ゴールを挙げ、逆転の口火を切った。あの勝利でチーム全体が勢いに乗ったと思う。


―――ではMVPもやはり・・・
と言いたい所なんだが、今回はもうM野以外考えられない。準決勝、決勝でゴールを決めた勝負強さ、勝利の為には手段を選ばない狡猾さ、大遅刻したのに平然と麦酒を飲んでプレーする大胆さ、まさに我々のチームを体現した存在だった。


―――準決勝、決勝と最終的にはGKスロー→ピボというどこかで見た事のある攻撃パターンでしたが?
前回と違うのは、“それだけではない”所にあった。グループリーグは女性陣も含めて繋いで崩したゴールだったし、攻撃の多彩さが結果に繋がった。


―――これでFC.bossも念願の初タイトルと・・・
ちょっと待ってくれ。前日に述べたように、今回はあくまで古株系チームとしての参戦なので、FC.boss公式戦とは違う。例えるなら、国体の高校サッカーで実態は国見単独チームなのに「長崎県選抜」の名を掲げるようなもの、と言えば分って貰えるだろうか。ただ、これも前日述べたように、ミックスでの動きが劇的に改善され、結果も出した事でFC.bossの今後に向けても大きな意義はあった。


―――最後に一言
今大会はちょうどこの日の天気のようだったと言えるかもしれない。午前中はあの土砂降りのように、色々な意味でどうなるか想像もつかない不安感もあったが、午後に雨が上がり、眩しい太陽光線が降り注ぐようになると共にチームの勢いは増していき、最終的には最高の結果を手にする事が出来た。もちろん優勝まではそう単純には行かず、晴れてはいてもあの強風のように、準決勝のPK戦みたいな山場もあった。それら全てを含めて濃い一日を過ごせたのではないだろうか。それは私だけでなくチーム皆がそう思ってるはずだ。最後に撮った集合写真を見たらそれは分かって貰えると思う。さらに言うなら今大会は対戦したすべてのチーム、運営者と作り上げた4時間、だったとも言えるだろう。


【第1回infinity cup】
・グループリーグ
○2−0
Aさ
○3−2
まっ■ん、SONE
△1−1
ヤ※ケン
男女別合同チームでの試合による勝点加算
→B組1位で決勝トーナメントへ


・準決勝
△1−1(1PK0)
M野
・決勝
○1−0
M野
※女性は1ゴール2点