ナビスコ杯グループリーグ 横浜M×浦和(日産)


 2連戦。今年の観戦は数で無く質だと思っているのだが、こういう風にして何時の間にか観戦数が増えて行く。試合が始まった頃は日射しが強く、また焼けるんじゃないかと思ったが、試合も長閑な感じで終始スローペースだった。

 浦和も最後の15分はひたすら守っていたが、それまでは繋ぐサッカーで(最終ラインから徹底して繋いでいたのには驚いた。)綺麗な展開を見せるシーンも幾つかあった。道のりは遠そうだが、少なくともこのサッカーが完成すれば、という目標は明確。もっとも山田(暢)と平川はサイドバックだと良さが消されて攻守とも中途半端になり、今後このポジションで苦しむかもしれない。
 一方のマリノスも今日は山岸の当り日だったという不運もあったし、今後勝ち続ける時期は必ず来ると思う。去年の後半とか、一昨年の夏頃のような。ただ、それはあくまで主力(特に攻撃の)のコンディションにかなり左右されるサッカーに拠るものであって、選手のコンディションが1年間一定であるはずがない以上、チームとしての基盤が無い限り、来年以降も同じ事が繰り返されるだろうとも思う。今日も最後はパワープレーで押し込んではいたが、クロスが雑でラインを直接割ったり簡単にキャッチされたりと、いかにも付け焼刃な戦術という感じだった。

 試合後、金曜から置きっぱなしの自転車を取りに、駅まで川沿いを歩いて行った。途中桜並木があるのでもしかしたらと思ったが、1本にまだ数輪のみ。夕方の寒さからすれば当然か。昨日と言い、昼間との寒暖の激しさに春は近いようで遠いのを痛感したが、4月に入って満開というものなかなかタイミングが良い。