J1第24節 横浜M×千葉(三ツ沢)


 今日は当日券もないという話だったので、念のため16時過ぎに行ったらそれでも駐車場の空きは残り僅かで危うく浅間下まで下りて探す羽目になるとこだった。スタジアムから道路を挟んだ公園内に停めたんだが、揃ってユニを着た(しかも背番号は各自異なる)家族が車から降りてきたり、小さい子供連れが木々に囲まれた公園内をスタジアムに向かって歩く姿には休日のあるべき姿を観るようで、何だかこちらまで心が和んできた。


 千葉は対戦する度に試合内容が良くなってる。去年の秋、フクアリで対戦した時はお互いに降格圏内に突っ込むかどうかの重要な一戦で気合は十分だったけども走るかロングボールを蹴るかだけで、正直点の匂いはしなかった。今年の春に対戦した時は多少ボールを繋ぐようになったけども、得点はワンチャンスを生かした形でそれ以上取れるとは思わなかった。
 それで今日だが、最初から全力で走り回るのは過去2戦と同じでも、カウンターの鋭さは格段に増して、特に後半お互いに足が止まってカウンター合戦になった時は何度も惜しいチャンスを作っていた。
 

 それだけに、ミスで同点にされて勝点1に留まってしまったのは痛恨で、実際試合後の千葉の選手たちはまるで負けたかのようにその場に座り込んでしまっていた。ただ、あの闘志があれば最終的に生き残れるんではないかと思う。まだ10試合ある。


 マリノスの方は全体的に押してたし、特に後半はカウンターを中心に何度もいいとこまで行きながら、ゴールは櫛野のミスから生まれた1点のみ。ここ4〜5試合、単純なパスミスとかクリアミスといった状況判断の悪いプレーが多いんだが、特にもう年齢的には中堅の坂田と栗原がまるで若手の様なミスをする姿には若い内の指導って重要だなと改めて痛感させられる。
 二人とも、屈強なフィジカル、スピードというプロで通用する、ってか代表クラスにも負けない武器があるが、欠点――栗原なら凡ミスの多さ、坂田ならシュート精度――も大き過ぎて未だにチームの柱に成り切れてない。中澤や松田が26歳くらいの頃は既にW杯に出たり、代表でも中心選手になってたのに。ここ4年程毎年のように指導者が変わって、目指すサッカーの一貫性も無かったし、徹底して戦術を叩き込むとか、動き方を教えるような監督もいなかったから、欠点が修正されずに年齢を重ねてしまったのは不幸と言う他ない。これは今の若手にも当てはまる事で、特に狩野にその傾向が。