J1第27節 浦和×横浜M(埼スタ)


 浦和を見てると数年前にFC東京がガーロで、マリノスが桑原で陥ったのと同じで、カウンターからポゼッションへの移行しようとするチームが辿るパターンに嵌まってるなという印象。
 一言で言ったらメリハリが無くなってしまう。カウンター主体の時は前提として引くというのがあるから守備の集中度が要求されるし、攻撃(カウンター)が中途半端に終わったら命取りだから必ずフィニッシュまで持っていく意識が高まり、一撃必殺の鋭さがあるんだけど、そういうチームがポゼッションに変えようとすると最初は必ずパスを繋ぐのが目的化したような、ゴールまでの道筋が見えないサッカーになってしまう。これを克服すると、好調時の鹿島とか清水、あるいは川崎みたいに繋ぎもカウンターも両方出来るようになるんだが、あまり産みの苦しみが長すぎると、ガーロ、桑原両氏のようにシーズン途中で解任されてしまうという難しさがあるんだよな。まぁフィンケは7連敗しても未だ解任されないという事は来年以降も続投する可能性が高く、前述の2氏には無かった時間がある分、来年以降どうなるかそれはそれで興味深い。


 て全く試合内容に触れてないんだが(苦笑)、浦和の失点はどちらも2年前なら考えられなかったような集中力を欠いたもので、攻撃も特に後半のは何となくパスを繋ぐだけでシュートは殆どエリア外から半ば強引に打ったミドルばかりだったから、↑のように思った次第。カウンターとポゼッションの話はマリノスにも言える事で、桑原解任後、現監督は本当はポゼッションやりたいんだけどゴールと勝点を稼げるのはカウンターっていう現実は変わってない。その意味で兵藤は視野が広く、バランスを取れるからもし今日居ればもう少し内容が良かったかと。これで年間5〜6点取れるようになったら凄い選手になると思う。


 今回は横浜駅で友達を乗せた関係で初めて横羽線経由で埼スタに行ったら、横浜駅から渋滞知らずの1時間15分位で着いてしまった。むしろ家から駅までが混んだ位で。いつも都内のどこかで引っ掛かってるので毎回このスタジアムに行く前は覚悟を決めて出発してるんだが拍子抜け。今後も活用したい。