これも一つの風景―上期の終わり

 今日は10月で異動する例の上司が部署にいる最後の日だったので、定時後はこれまでの経緯がどうであれ挨拶して終わるつもりだったし、ウチの部署では(何処の会社でも?)誰しもいつもそうして最後の余韻に浸りながら去っていくのだが、昼休みに席を外して戻ってみると既に机の上は跡形も無く綺麗に片付けられていた。知らない内に午後半休を取っていたらしい。午前中も殆ど黙りこくったままだったし、まるで逃げ出すようにこの部署を去ったその様には哀れみを感じずにはいられなかった。


 とにもかくにも何か一つの区切りが付いた感じだった。明日で上期も終わり、下期は新たな体制、面持ちで臨む必要がある。同時にこの夏は随分弛んだ生活をしてしまったから、10月に入ったら心機一転、第n次部分禁酒法を制定し、筋トレとランニングとフットサルに勤しみたい。
 早速帰りに同じ部署の同期、後輩と中華を食べに行ってノンアルコール―烏龍茶だけで通したら意外と酒が入ってる時と変わらぬテンションで楽しめたのは新たな発見だった。と同時に多少ショックだったが。