天皇杯準決勝 G大阪×仙台(国立)


 最後はフィニッシャー(ルーカス)がいるかいないかの違いが勝敗を分けたし、サッカーの質でみれば妥当な結果だけど、試合開始20分位を考えたらよくここまで粘ったと思う。あまりに一方的なガンバペースで、45分が終わっても仙台のシュートシーンすら思い出せないくらいだったんだが、後半になったら急に息を吹き返した。
 別に特別なサッカーをしてる訳ではなくて、ひたすらサイド基点に攻め込むだけだったんだが、同点に追いつく前後10分位はガンバを逆に押し込んでたんだから大したもんだわ。アウェイ側はかなり人で埋まってたけど、試合後の様子を含めてグッドルーザーに相応しかった。ちなみにだが帰りは電車もバスもモロに帰省ラッシュとぶつかるけどどうするんだろ。


 個人レベルではガンバのGK木村が良かった。藤ヶ谷インフル、松代が怪我で急に出番が回ってきたけど、セービングもキックも安定していて、この前のナビスコでプロデビューだった(そして同じ様に安定したプレーだった)川崎の杉山を思い出した。失点もあれはアシストした関口?のドリブルを褒めるべきシーンだったし。こういう滅多に出番の無い選手が出た時のプレー水準が、そのチームの良し悪しを図る判断基準(の一つ)になる気がする。


 昼間はそれ程寒くなかったが、日が落ちたら急に冷え込んできた。そういえば去年の準決勝は延長以降寒さで震えていた。それでもこの時期の夕空は空気が澄んでいて絶妙な色合いだ。
 これで観戦も一区切りなので、(といいつつ大晦日も行く可能性が濃厚だが)明日は09年観戦を振り返る。