高校選手権1回戦(駒沢)


 例年最後の1週間で急激に寒くなる気がする。今日は一昨日よりさらに寒くて第2試合の途中、まだ15時過ぎだったのに寒さで震えていた。
藤枝明誠×徳島商
 開始から20分程は藤枝明誠優勢で、さすが静岡という感じだったが、徳島がワンチャンスで追い付いてからは一進一退のまま80分間が終わった。この年代はこういう展開があるから読めないわ。最初の方は藤枝のFW11番がポスト良し、突破力良しのハイレベルなプレーを見せてたんだが、チームの勢いが落ちると同時に流れに乗れなくなっていった。
 その他藤枝の5番は中学時代、友達の教え子だったという事で初めてそのプレーを観たんだが、体格も有るし、ロングフィードも正確な好DFだった。左足のフィードが特に正確だったからてっきりレフティなのかと思ったらPKは右足で。なかなか両足均等に使えるCBはいない。この前のナイジェリアU17W杯の代表は候補止まりだったけど、あの大会ではDF陣の上背の無さが指摘されてただけに、(贔屓目もあるが)エントリーしても良かったんじゃないかと思うんだが。


■国見×北越
 国見のフィジカルとスピードは例年と変わらなかったが、今回は最終ラインから繋ぐサッカー&ショートパスとロングパスの割合が絶妙過ぎ。とにかく強い。特にCFの9番は俊敏さと強さを兼ね備えてて、まるでエトーの様だったと言ったら言い過ぎか。その他、兵藤みたいな中盤の要だった10番や左ウイングの7番も目立ってたけど、とにかく全員走り慣れ、蹴り慣れてて、北越にサッカーをさせなかった。第一試合みたく80分で同点なら即PKという落とし穴はあるが、相当上位に行く気がする。
 余談だが自分らの後ろに座ってた小学校高学年らしき集団の一人が「北越ってどこ?北越谷?」と高度なボケをかました時は笑いを堪えるのに必死だった。