これが5年前ならなぁ

MF
中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke 
1978.06.24 178cm 70kg 横浜F・マリノス 94/24 
稲本 潤一 INAMOTO Junichi 
1979.09.18 181cm 75kg 川崎フロンターレ 78/5
遠藤 保仁 ENDO Yasuhito 
1980.01.28 178cm 75kg ガンバ大阪 90/8   
石川 直宏 ISHIKAWA Naohiro 
1981.05.12 175cm 69kg FC東京 4/0
阿部 勇樹 ABE Yuki 
1981.09.06 177cm 77kg 浦和レッズ 41/3    
山瀬 功治 YAMASE Koji 
1981.09.22 173cm 70kg 横浜F・マリノス 12/5

↑を見る度にある種の感慨を抱かずにはいられない。DFやFWは北京世代、果てはロンドン世代まで居るというのに中盤だけはシドニーアテネ連合軍という。


 「五輪代表=ワールドユース(現U−20W杯)2世代連合」だけど、シドニー世代が幸運だったのは2つの世代が互いに補完関係にあったからだと思う。『中盤:大豊作、FW:高原以外決め手に欠ける、DF:高さのある潰し屋とDFリーダータイプ不在』なナイジェリア世代に、柳沢、宮本、中澤、中村、中田ヒデが加わるという。中村もナイジェリア世代にいない左利きだったし、中田ヒデは経験値が断トツで(当時はまだ)チームに良い意味の緊張感を与えられるタイプだった。しかもさらにO・AでGK楢崎、DF森岡、MF三浦アツ、ってそら強いわ。


 だが、もしこれが運命の悪戯で五輪代表が99年世代+01年世代だったら?なんて事をもう5年位前に思った事があった。まぁ能力的にナイジェリア世代がレギュラーの大多数を占めそうだけど、小野や小笠原が田中(達)や大久保、石川みたいなドリブラーと組んだら、あるいは高原の背後から山瀬が飛び出すなんてコンビが実現したら、それはそれで面白いサッカーが観れたかもしれない。


 上のリストにある両世代の代表試合数を比べただけでも、これまで2つの世代が辿ってきた道のりが分かるというものだが、01年世代も経験を積んでようやく上の世代とのコンビが実現したと思ったら既に両世代ともアラサー真っ只中で、主役はそろそろさらに下の世代(Honda)に移り変わろうかという時代になっていたのだった。時の流れは早く、そして往々にして厳しい。と言いながら石川、山瀬のどちらか好調な方がスーパーサブ枠、点の取れるドリブラー枠でW杯メンバー入りしそうな気がするけど。