J1第6節 横浜M×C大阪(日産)


 数えたら前の観戦から18日振りだけど、とても久々の観戦の気がする。年チケを買うようになってからホーム試合を2試合連続で逃した事なんて無かったし。

 いきなりだが、Jであれどのカテゴリであれ、リーグ戦を戦うクラブは以下の様なパターンを辿るのではないかと思う。
1勝てる『形』を見つける為に試行錯誤

2例え条件付にせよ一定の形・パターンを見出す

3相手に研究される。

4相手のさらに裏をかく形を見出す為、再び試行錯誤。

以下繰り返し。

 リーグの上位に居るようなチームはこのサイクルを巧く回しているのだろうし、言い方を変えればそれが監督の手腕なのだろう。鹿島、あるいはガンバ、川崎と言ったチームは、相手の小笠原や遠藤、中村(憲)、ジュニーニョ対策をここ数年ずっと受けているはずだが、それをさらに上回るようなマイナーチェンジを施しているから今に至ってるんだと思う。
 その中でマリノスは常に上で言うところの3で止まってるんではないかね。一度勝利のパターンに出会うと、その味が忘れられずになかなかそこから抜け出せないというか。湘南戦、川崎戦の結果・内容を見て各クラブはそれぞれ対策を立てて来たはずで、そうなった途端にリーグで3試合未勝利って分かり易すぎる。思えば3年前の早野時代もプレッシングからのショートカウンターが機能して勝ち続けた時期が有ったが、上がったサイドバックの裏を相手が突くようになった途端に勝てなくなり、それを克服出来ないままシーズンを終えた。
 相手の1歩でも上を目指そうとする試行錯誤を繰り返して行く事でリーグのレベルと言うのは上がっていくのだろうし、それがトップリーグであればその国のサッカー水準を上げて行くのだろう。マリノスもここでまた新たな“形”を見出せたら、今季はこれまでと違う所を見せられるかもしれない。中村が居る・居ないというレベルの話では無く。


 全然試合内容に触れてないが、今日の試合を観て、ふとそんな風に思った次第。