強豪国についての所感集 最終回

ブラジル
 ここもスペインと同じで隙が無いのが逆に危うい気がする。手堅いから負けにくいけど、だからと言って勝てるとは限らない。またジンバブエ戦(3−0)のハイライトを視たけど、結構相手に決定機を作られてたのが印象に残ってる。(だから日本が練習試合で0−0だったのも言うほど悲観的ではない。)
 それにブラジルがW杯で優勝する時は必ずワールドクラスのFWがいるけど、(ロマーリオロナウドetc)L・ファビアーノがそこまでとは思えないし。準々決勝か準決勝で負ける予感。
 ペレがスペインとブラジルが優勝候補って言ったらしいから、本予想に対する自信は益々深まっている(笑)


アルゼンチン
 この国はここ数年でA代表からユース代表まで監督が80〜90年代の元代表選手に代わってしまったけど、そこから急にサッカーが荒くなって、そしてあまり勝てなくなった(特にユース代表)。北京五輪もメッシとリケルメを召集出来たから勝ったようなもんだし。4〜5年前まではテクニックと良い意味での激しさのあるサッカーだったが、多分それが例外的で、今の状態は昔に戻っただけなんだろうな。今回のメンバーを見ても、汗の量で勝負するタイプが多く、グティエレスとか前回なら候補にもならなかったはず。
 と書いときながら言うが、優勝はここだと思う。結局本大会の結果は予選や親善試合の結果と余り関係無く大会中いかにコンディションをピークに持っていってテンションを上げるかだと思うんだが、そういう匂いが。勝ち上がれば当然ブラジルやスペインと当たる可能性があり、おそらく親善試合で10回対戦したら半分以上負けるはずだけど、その数少ない勝利が大会中に来るかなと。例えばイタリア大会でブラジルに押されまくりながらカウンター→マラドーナ→カニージャの1発で勝ったような展開で。
 ついでに決勝のカードはアルゼンチン×ドイツと予想しておく。


南アフリカ
 最後に開催国を。去年日本と対戦した頃は勝てない、点が取れない悲惨な状況だったけど、ここにきて無敗記録を更新したまま本大会突入って、つくづく良い監督とはこういうコンディション調整が出来る監督なのだなと。順位は分からないが多分GL突破すると思う。


 何とか開幕に間に合った。