福岡行

 金曜から会社の合宿で福岡まで。
 行きは飛行機が丁度日吉〜元住吉の上空辺りを飛び、眼下には日産スタジアムなど、見慣れた風景が。朝方だったので鶴見川の水面に太陽光が反射して、空から見ると川の流れが黄金色に輝いていて、壮観だった。写真を撮っとけば良かったと後悔。
 今回行ったのは福岡・志賀島で、周りは何も無く、宿舎は博多の中心部とは反対側だったので、眼前の風景はとても同じ福岡市内とは思えない光景。要は雑念に惑わされず真面目に働けという主旨なのだろうが、実際仕事以外でやる事と行ったら部屋で飲むかカタール戦を視るかぐらいしかなかった。
 宿の前はすぐに玄界灘
 
 古の元寇時には、この湾一杯に元軍の船が集結していたのだった。800年近く昔にしばし思いを馳せる。


 そんな合宿も土曜の午前で終わり、博多で解散後は前回行けなかった九国へ向かうべく、一路大宰府へ。

 まずは天満宮。今までで一番混んでいた。後で親戚に聞いたら、年始から福岡は天候が悪く、天気の良い休日など久々だったからという説。ここは梅ヶ枝餅という自分の中では福岡の土産で一番の名物があるのだが、土産用ついでに出来立てを食したら美味すぎてしばらく言葉が出なかった。

 そして九国へ。閉館まで残り1時間だというのに15分待ちだったので何事かと思ったら、今ゴッホ展をやっているらしい。自分としてはゴッホの優先順位は高くない為(苦笑)、すぐに入れる常設展へ。意外とすぐに回れてしまったが、前回行けなかったので、ようやく行けて何より。

 最後に光明禅寺。ここは天満宮のすぐ傍ながら、あまり人通りの少ない通りに位置しているので訪れる人は少ないが、学生時代に叔父に連れて行って貰って以来、必ず立ち寄るようにしている。季節が季節だけに夏や秋に比べて色は薄目だったが、10分程眺めているだけで、頭から雑念が消え、不思議な落ち着きが得られる。


 およそ1年半振りの福岡だったが、ここは他の大都市とは違う雰囲気があって、また来たいと思わせる。まぁ遠さはネックなんで、また出張があれば良いのだが(笑)