神奈川県リーグ入替戦(保土ヶ谷公園)


 今日の会場は高校野球とかで有名な割に行くのは初だったが、丘の上という立地とか、近くを高速が走ってる点は三ツ沢を連想させ、初めて行った気がしなかった。てか高台から見下ろす風景は既視感有りまくりだったし、横浜は本当に何処に行ってもこういう景色―――坂が多い―――ばかりだな。サッカー場はメイン側にスタンドが設置されており、これまでの会場で最も見易い環境だった。


 今日の試合は今季昇格するラストチャンスという事で前半はお互いに慎重な出足。時折良い形でボールを奪う場面はあったものの、前線に走り込む人数があと1人足りず、チャンスに至らない。その反面守備は安定し、0−0で後半へ。
 後半は堅さが取れたのか、お互いに相手ゴールに近付くシーンが増えていく。実は今日の試合は45分ハーフ&引分け時は2部側が残留というボクシングの防衛戦のようなレギュレーションだったのだが、それを知ったのは試合終了後という有様で、試合中はずっと引分け時のPK戦が頭を過ぎったりしていた(苦笑)
 そんな中で後半30分過ぎ、相手ゴール前中央から右サイドにパスが出て、エリアに少し入った右斜め45度の位置からシュートが放たれる。低く早い弾道はそのまま逆サイドネットに突き刺さった。本当にそこしかない完璧なシュートだった。
 その後は相手の放り込みを撥ね返し続け、終盤にはFCboss勢のベテラン達も投入されて守備を固める。この時点でまだ40分ハーフと思ってたのでやたらロスタイムが長いなと思った頃に試合終了。2部昇格が決定した。


 試合後の祝勝会では2部の厳しさについて語られていたけども、J1から数えて8階層目から7階層目に上がるだけでこれほどの激しさ、厳しさがあるのなら、これからどれ程の戦いがあるか自分には想像も付かない。厳しい戦いが待っているのかもしれないが、ただ、あくまで外からの視点を承知で言えば、それもまた1つの物語かと思う。例え時間は掛かれど、その分だけチーム、クラブとしての総合的な経験が積み重なり、それが歴史となり伝統となるのかなと。
 2部の会場を見たら県西部もあったが近場も幾つかあったので、その際はまた観に行きたい。