2011J展望(前編)

 気が付けば開幕まで1週間を切っていた。


■優勝争い
名古屋、鹿島
 やっぱ優勝となるとこの2つかな。ただ既存戦力と補強を鑑みれば鹿島は毎年優勝候補筆頭だけど、途中必ず停滞するのも毎年恒例、名古屋も選手層は厚いからACLとの掛け持ちには耐えられそうだけど、ACLを勝ち進んだら、TOYOTAプレゼンツのクラブW杯の為にそちらを最優先させるだろうから、これも確証は無い。


■ACL出場権を狙える
G大阪、川崎、清水、横浜M
 ガンバはそろそろサイクルが終わる頃だと思う。と去年も同じ事言ってたが(苦笑)、戦力の上積みは宇佐美ぐらいで、後は既存戦力の経験で何とか凌いでいる印象なんで今年こそ、その時はやってくるかなと。橋本が長期離脱したのも痛い。
 清水は言われてるほど悪くない気がする。選手は入れ替わったけど、地元出身は増えて単なる新顔の寄せ集めとは違う。前にDちゃんが言ってた記憶があるが、こうなったら日本のビルバオを目指した方が良い気がする。いや外国人選手を取るから日本のソシエダか。それでタイトルが取れるかはまた別だけど、クラブとしては長い目で見たら一番良いようにも。
 川崎は相馬がどういうサッカーするか興味有り。インタビューを読んでいると、言葉の端々に目指すサッカーや指導者としてのへの決意が感じられて、どことなくピクシーが監督になったシーズンを思わせる。ついでに言うとここで結果を残したら、3年後のリオ五輪代表監督就任を予想したい。タイプとしては丁度(反町+関塚)÷2て感じだし、しかもW稲田出身というJFA的に完璧な経歴(笑)
 マリノスは鹿島や名古屋相手にも勝つ試合はあるだろうけど、上位進出は22番と25番の体調次第かな、と言った所で、開幕前から2人ともコンディション不良だけど、もう年齢的にシーズンの70〜80%位稼動出来れば十分ぐらいに考えないと厳しいかもしれない。個人的には谷口の起用方が鍵になるかと。この選手はやっぱフロンタ時代のアンカー&パサーの3人で中盤を組んだ時が一番機能すると思ってるんだが、逆にそれ以外ではあまり力を出し切れていない印象がある。ダブルボランチの一角で使うよりも、五輪代表時の様に、思い切って1トップの後ろにおいて裏からの飛び出しを活用する方が、シュートへの意識が全体的に薄いこのチームにとっては+と思われる。