九州行(2日目)

 今回は天気に関してはノーチェックというか、雨の可能性など考えてもいなかったんだが、朝の熊本は怪しい雲行きで、丁度駅に着いた直後に本降り。雨具など用意して無かったのでこれはマズいな・・と1時間程新幹線に乗って鹿児島に着くと、雲こそ多いが晴れ間も見えるギリギリの天候だった。かくして鹿児島初到達。
 あまり時間に余裕は無かったので、名所を効率的に周りたいとは思っていたが、まさにその市内観光地を巡る周遊バスがあったのでそれを利用した。途中下車せずとも、名所を通過する時には車内放送で案内されるのでかなり使える。
 乗って気付いたが、鹿児島は幕末志士の生誕地だとか銅像、その他縁の名所が中央駅から半径2〜3km以内に密集してる印象で、そこはさすが幕末の主役だけあって人材は豊富だなと。幕末だけでなくザビエル関連の史跡もあった。
 途中城山公園と仙巌園(磯庭園)だけは下車して散策。城山は西南戦争での西郷隆盛終焉の地でもあるが、高台からの桜島の眺望はさぞ見物だろうと行ってみたら、雲で頂上付近が隠れて見えなかった。

 展望台には景色を眼下に桜島や市内の名所を解説してくれるボランティアがいて、一緒に聴いていた観光客の1人が何度も長渕の桜島ライブについて聞きまくっていたけど、自分は長渕と言うと最近はどうしても以前友人がblogに上げていた動画が思い出されて笑いを堪えるのが大変だった。そのボランティア氏は長渕の出身地とかライブ当日の市内の様子とか色々話してくれて、茅ヶ崎における桑田みたいな存在なのは伝わって来た。
 城山の後は仙厳園(磯庭園)へ。ここは島津家の庭園で背後に山、目の前に海という立地、あるいは岩山に彫りつけられた大文字や琉球国王寄贈の建築物とか、そういった海外の影響を受けた所が今まで見た庭園に無い特徴。ここでも晴れてさえいれば桜島が一望出来たんだが、この辺りから通り雨まで降り出す始末。雨で庭園の緑が映えたのは、それはそれで美しかったが。

 磯庭園の後は駅へ。熊本は駅と繁華街が離れているので駅周辺は特に何も無かったが、鹿児島は天文館という繁華街は別にあれど、駅周辺も十分人賑やかだった。