国際Aマッチデー雑感(2011/11)

■日朝
 例によって情報遮断していたが、一息つこうと夕方の休憩中に無意識に携帯を開いていた(苦笑)アウェーでも代表戦の16時開始なんて記憶に無いが、その中途半端な開始時間故、と言ってみる。
 視ていて北朝鮮のサッカーは韓国サッカーの“らしさ”をより純化させた印象が。韓国の方は一応外国との交流や、そしておそらくは日本の影響もあって“技術”、“繋ぐサッカー”といった要素を、(実際に披露するかは別として)少なくとも意識はしていると思うのだが、北朝鮮はそんなものを一切排除したフィジカル&パワーで押しまくるサッカーで、。そういう選手達を梁勇基が操るようなサッカーならば、もうワンランク高みに達すると思うのだが、やっぱり鄭大世みたいなタイプが重用されるんだよな。
 これでUFWCからも陥落してしまったが、去年のオランダ戦に負けてから約1年半はなでしこと合わせて楽しい時間だった。来年は勝敗関係無くアウェー遠征を見たい。西アジア(イラン?)の噂もあるが、エジプト、モロッコ北アフリカなら欧州組にも負担にならないし、欧州ならEURO予選敗退国辺りを狙って。

■独蘭
 南ア以降イタリアには引分けたけど、ブラジル、ウルグアイに勝って、今回はオランダに完勝。ここ最近のドイツは打倒スペインを意識し過ぎてオランダの存在を忘れてるんじゃないかという懸念が有ったのだが(南アで準優勝&スナイデルロッベン、V・ペルシ、V・デル・ファールトら主力が年齢的にキャリアのベスト)、この勝利は大きい。同じ親善試合でも格下相手ならメンバーも布陣もテストモード、強豪ならベストメンバーでテンションを上げて臨む―――この辺の切り替えはさすがだ。
 来年2月はフランス戦で、今の状況ならこれまた久々の勝利を狙う所だけど、確かビックトーナメント前にフランスに負けると優勝するジンクスがあったはずなんでまぁここはテストモードで(苦笑)

■スペイン
 勝敗云々よりも、このリーグ戦の合間によく大西洋を越えた遠征にクラブが反発しなかったなと。
 W杯で優勝してからアルゼンチン、メキシコ、今回もコスタリカまで遠征しているけど、やはりこういったスペイン語圏からの“引き合い”は多いのだろうな。ホーム側にしてみたら独立or協会設立○○周年、新スタジアム落成記念とかの相手に現世界王者である旧宗主国、というのはこれ以上ないシチュエーションだし。

■EURO予選プレーオフ
 終わってみれば順当だけど、久々(日韓以来だから10年振りか)にアイルランドが見れるのは嬉しい。

■ベルギー
 フランスとアウェーでスコアレスドロー。ここは3〜4年前から隠れた若手の宝庫だったのだが、今回のEURO予選も突破出来なかった。DFだけでもヴェルメイレン、ヴァン・ブイテンアルデルヴァイレルト、コンパニ、分かり易く所属クラブ名で言うとアーセナルバイエルンアヤックスマンチェスター・Cの主力が揃っていて、攻撃にもアザールヴィッツェル、デ・フール、フェライニとか逸材揃いなのに。
 今はあのヴィルモッツが代表コーチらしく、その名前に02年を思い出したり。ブラジル予選は突破して欲しい。