2011年観戦振り返り

 ようやく昨年の観戦を振り返れる。2011年は計37試合の観戦で前年比−1。3〜4年前は60試合以上だったからかなり落ち着いたペースになったけど、今の生活を考えると年間40試合弱というのが1つの基準になるか。週末の日産、三ツ沢を中心に首都圏アウェー試合や旅先での観戦、そして代表戦(五輪含む)に年末年始の天皇杯や選手権、という流れだと必然的にこの位の試合数に落ち着くのだろう。
 つー事で振り返ってみる。

■ベストゲーム
1位:横浜M2-1川崎(2011/7/3,J1第2節@日産)
2位:日本1-0北朝鮮(2011/9/2,ブラジルW杯予選@埼スタ
3位:浦和0-2横浜M(2011/5/3,J1第9節@埼スタ
4位:品川CC3-3(8PK9)みなとみらいFC(2011/1/23,神奈川県社会人選手権@マリノスタウン
5位:横浜M0-2柏(2011/6/11,J1第14節@日産)
 1位は渡邉千真の弾丸ミドルが決勝点となった試合。あの時点での両チームの長所、短所が全て凝縮された濃い試合だったと思う。フロンタの組織的なパス回しと守備のヤバさ、マリノスの個々人のセンス(大黒の抜け目なさ、中村の展開力、渡邉のシュート力etc)とその裏返しである組織力の無さ―――本当に面白い試合だった。2位は久々に行った埼スタ代表戦での劇的な展開、3位は堅守のマリノス、ドリブル突破の浦和という懐かしい試合展開、4位は友人達が出た県リーグ昇格戦で、個人の能力で上回る相手に1−3から2点差を追い付いたのは本当に痺れる展開だった。5位は後に優勝する事になる柏の組織と個人が融合したサッカーを初めて観た試合。


■印象に残ったゴール
1位:渡邉(横浜M2-1川崎(2011/7/3,J1第2節@日産))
2位:吉田(日本1-0北朝鮮(2011/9/2,ブラジルW杯予選@埼スタ))
3位:柳沢(横浜M1-3仙台(2011/9/24,J1第27節@日産))
4位:北嶋(横浜M0-2柏(2011/6/11,J1第14節@日産))
5位:大黒(横浜M2-1大宮(2011/7/30,J1第19節@日産)※2点目)
 1位はベストゲームにも挙げた7月の神奈川ダービーでの決勝点。あんな弾丸ミドルを打てる日本人FWなんて過去20年位振り返ったって片手で数えられる程。それ程の選手を失うツケは徐々に顕れてくるであろう。2位は北朝鮮戦の決勝点だけど、このゴールの直前に何度も惜しいチャンスを迎えていて、全て相手GKのセーブに阻まれていた中で、最後の最後に決めた辺りに、今のチームの強さを感じた。3位は柳沢が梁勇基のクロスをバックヘッド気味にゴールに流し込んだゴールで、GK飯倉が一歩も動けない完璧なヘッド。確か中澤にマークされてたはずだけど、それでもこういう難しいシュートを決めてしまう辺りはさすがと言うしかない。これで簡単なシュートも入れられるFWだったらもう2ランク位高みに達せたのだが・・・。4位は北嶋が頭で合わせるだけだった酒井の完璧なクロスとそこに至るまでの流れるような展開から。5位は大黒の決勝点なのだが、金井がクロスを上げた瞬間にジャンプして頭で合わせる体制を整えていた。マリノスは決して組織的なサッカーでは無いにも拘わらず、こういう事が出来てしまう辺りにこの選手がどこへ行っても結果を残せるセンスを感じたので。


■ベスト遠征
1位:横浜M4-0松本山雅(2011/12/17,天皇杯4回戦@富山)
次点:鳥栖1-0鳥取(2011/8/14,J2第24節@ベアスタ)
 今年は随分と地方に行ったけど、中でも天皇杯4回戦の試合は初富山行&食い物が美味かったからベストにするしかない(笑)次点は噂通りの観易い専スタだったベアスタ観戦試合。