U23&フル代表

◆五輪予選
 シリアに負けた後、『アテネと北京の予選でも(最終予選の)4戦目に敗れてその後巻き返した。』てな話が出ていた。そういや北京の時も5戦目東南アジアアウェイ戦(当時はベトナム)、最終戦ホーム国立は同じだな、などと思っていたら、今回も前回と同スコア(4−0)で勝って、その後でシリアが負けて首位返り咲きと。ここまで来ると最終戦は引き分けかとも思うが(笑)、前回予選を突破した時は何とも言えぬ消化不良感があったので、今回は勝って決めて欲しい。開始時間もシリアに合わせて20時開始になったようだし、行きたい。
 それにしても中東勢は日本相手に結託して向かってくる印象を抱きがちだけど、それ以前に内部のライバル関係が相当激しいんだろうな。B組も韓国+中東3か国だったが、やはり中東勢で潰し合ってる内に韓国が順調に勝点を重ねて1試合残して突破してしまった。ブラジルW杯予選も少なくとも2か国は同組だろうけど、今度もそうなる事に期待したい。

アイスランド
 例のハンドスプリングスローは別としてハーフタイムを挟んだ前後15分位は面白かった。結構パスが回ってたし。ザックは若手は試合で使わないと明言してるのにずっと久保の出場を煽ってたのは失笑ものだったが、遠藤の後釜と言う意味で柴崎は伸びて欲しい。高校時代はパスだけで恐くない選手という印象だったが、鹿島で前に走り込むプレーが出てきて面白くなった。

◆その他
 五輪予選や代表戦の陰でさりげなく13年に開催されるU22アジア選手権の予選組分けが発表されていた。これはU16、U19に続く年代別大会で、2年に一度開催され、15年大会はリオ五輪の予選を兼ねるらしい。13年にU22と言う事は91年生以降の世代か。日本の予選はセントラル方式で6末〜7初に開催なので、ロンドンにエントリーされるような面子以外でチームが作られるのかね。
 あまり注目されてないけど、15年大会が五輪予選を兼ねるのは実はかなり重要なポイントになるかと思う。今までの五輪予選は予選用にシードが設けられて、(組分けの運・不運は多少あるにせよ)アジアで強いU22(U23)チームが本大会に行ける公平さはある程度保たれていたと思うが、これが選手権方式になると、GLはシード順で組分けられるとはいえ、準々決勝以降は全てその時のくじ運次第になる。具体的に言うと、例えば準々決勝の一方の山に(ロンドン予選で現在首位である)日本、韓国、イラクが揃う可能性もある訳だ。
 何となくこの変更は最近世界大会に出れていない中東方面からの働き掛けがあったんじゃないかと匂うんだが、15年のU22という事は93年生世代が主力のはずなんで久保頑張ってくれと言うしかない。てかその頃にはA代表or海外の可能性もあって今の香川みたいになってるかもしれないが。