2012J展望(前編)

年末に続いてこういう展望とか振り返りみたいな文章を書こうと思ったら忙しくなるジンクス。開幕までには書いておきたいので、やっつけ感はあるが今日明日で今季展望を。

◆優勝争い
名古屋、鹿島
 正直優勝というとこの2つしか思い浮かばない。名古屋は単純に戦力が頭一つ抜けてるし、去年もACLと掛け持ちながら最後まで優勝争いした自力もある。鹿島は監督が代わって不確定要素が多いけど、大崩れはしないだろうし、1戦1戦粘って勝点を重ねていくうちに、気付いたら最後に優勝してた、てなオリベイラ初年度(07年)みたいな展開は有り得るかなと。


ACL狙い
柏、セレッソ、ガンバ、FC東京、浦和
ACL組は負荷増でリーグは中位というのが基本だが、柏とガスは少なくとも5〜6位には食い込むんじゃないかと思う。どちらも個々の疲労を組織と選手層で有る程度はカバー出来る下地はあるように思われる。ガンバはあのACLの後でも敢えてここに予想(苦笑)優勝は無理でも選手の能力は高いし、少し前の浦和みたく内紛で自滅というのも無さそうだから、遠藤のコンディション次第で上位は行けるかと。セレッソU23組の成長、浦和はあの戦力にあのサッカーがフィットしたらまぁ低迷する事はないだろうという事で。


◆一桁順位
横浜、神戸、清水、広島、
 中町獲得は展開できるボランチという意味で良い補強だったと思うんだが、中村がいる限り今年も良くも悪くもこの人次第になるのはまぁ変わらないだろうな。ポジションに捉われずボールを数多く触って、時に中盤から大きく展開するパス、時にアーリークロス、時にシュートetcという感じで自由にプレーして初めて個人もチームも機能するという。得点に絡むプレーの頻度で行ったら過去20年位で最高の選手と思うんだが(小野や中田、名波はゴール数そのものは多くなかったし、"アシストのアシスト"が多かった印象)、ただその選手は今年34歳になるのも事実なので、どこまで体力が持つのか・・・1試合の中で、あるいはシーズン通した時の両方で。また現体制は今期限りで来年は今年フリーの西野が来ると予想しておきたい。
 神戸は去年以上、良ければ5位位行きそう。清水は結局この眼で観る前にリュングベリがいなくなったけど(笑)、戦力的には去年の途中加入でボーナスみたいなものだったし、大前とか和製アンリ、高木とかが去年の水準+αなら面白そう。広島は単純に森保はユース代表やJでコーチ経験をかなり積んだ後の就任だし、ドーハ組の指導者の中で結構期待してる。去年の相馬(を買い被ってた)の反省を踏まえつつ敢えて。