五輪直前U23雑感

 あまり思い詰めても精神衛生上宜しく無いので、五輪直前のU23について雑感をば。

 NZ戦で直前に追い付かれたからか、あるいは単になでしこを持ち上げる材料にしてるだけなのかは分からないが、やる事成す事全てネガティヴな反応なのが異常だわ。丁度南ア直前の代表と似た雰囲気とでも言うかな。スポーツ新聞の報道はそれが顕著で、普段試合内容については評論家任せで結果でしか判断しない割に、先日のベラルーシ戦は“(バックアップメンバー起用の)不可解采配”だのと随分御立派な論評だった。本番までの練習中に何時誰が負傷離脱するか分からない状況(EUROでもそういった事例は多々あった)でバックアップメンバーを試合で起用するにはベラルーシ戦が格好の場だったのだが。(次のメキシコ戦は直前だからある程度本番仕様のメンバー、テンションで戦う必要がある。)
 メンバー選考からして叩かれてるが、まぁこればかりは人それぞれ異なるから完全な集約は難しいにしても、結構妥当な選考と思う。まぁ闘莉王は入らなかったけど吉田が入ったし、守備のユーティリティ性が高い徳永も入った。これでカウンター時に中盤下がり目から1本の縦パスで永井、齋藤を活かせる中村(憲)とかいれば良かったとは思うが、そこは扇原の成長に賭けたのだろう。落選組でも比嘉は能力云々以前にマリノスでもドゥトラ、金井に次ぐ3番手で出番が無かったし、大迫は決定力が無さ過ぎた。代わりに入った杉本がポスト+得点力で結果を出している以上、これは選んだ者を褒めるべきかと。

 どの試合も1点勝負で全敗も全勝も有り得るグループとは思うが、OAの使い方とかチームのバランスは北京よりずっと良い気がする。北京見たく“監督の考えはごもっともだけど、俺の考えは〜”てなる前に吉田辺りがチームをまとめてくれそうだし(笑)後は南アみたく緒戦で勝点が取れれば乗って来るかな。