伯戦

 試合前にブラジルの選手が並んでるのを視ていたのだが、この国は白人、黒人、あるいはその混血といつの時代も様々なタイプの選手が揃っていて、そのバランスが強さの源(の一つ)なのかと思った。以前からこのblogでフランスが10年前に強く、また今のドイツが好調な理由の一つとして移民の子弟が特定に地域に偏らず、様々なルーツを持った選手が集ったが故に、サッカー選手としてもパワー、スピード、テクニック等のバランスの良いチームが作れたからと書いて来たが、ブラジルの場合もそれに該当。
 選手個人で言うと、6月のアウェイ豪州戦やこの前の仏戦でもそうだったんだが、香川は代表だとドリブルで持ち込んだ時のシュートタイミングが一呼吸遅く、それでタイミングを逃してる印象があって、それはこういう試合に結果に大きく跳ね返ってしまう。仏戦みたくダイレクトで合わせる技術は高いんだが。本田もシュートは入らなかったが少なくともコースが見えたら打っていたからそういう姿勢があれば。
 
 11年前にフランスに負けた時は守備重視に方針転換せざるを得ない位の衝撃だった訳だが、プレーの精度を高める等の修正は必要だが、180度方針転換する程でも無い。ただメンバー固定化の弊害がそろそろ現れて来たんで(レギュラーがクラブで試合勘を失った場合とか。)、少なくとも予選突破したら今招集して起用してないメンバー位は試して欲しい。来年は予選後に東アジア杯、コンフェデとあるんでそこを使いそうだが。
 これからも年一度位遠征に行って欲しいわ。欧州、北米、アフリカとか。よく北米は中立地開催で南米、中米の国が試合してるんでそこを利用するのも有りだな。移民の国だから、メキシコ、コスタリカ辺りとアメリカ国内で試合してもスタジアムは埋まって盛り上がりそうだし。