天皇杯4回戦 浦和×横浜M(熊谷)


 試合前に原宿のKAMOに寄ったのだが、コリンチャンスサポが何人かいた。今日は決勝前の観光の日なんだろうな。買物を終えてルートを調べると池袋から湘南新宿に乗るのがベストと出たので、またグリーン車で優雅に向かおうと思っていたら、まさかの満席。明らかに横浜から乗ってきて熊谷に向かうような格好をした人が多かったし、完全に読みが甘かった。結局グリーン車代750円を無駄にしたまま池袋から50分程で熊谷へ。現地は雨も降っておらず、寒さもそれ程では無く、一安心。
 熊谷で友人らと合流しタクシーで向かう事になったのだが、途中何気なく携帯の地図を見ると明らかに方角がおかしく、進んでいる道の先に別の「運動競技場」の文字が。確認すると熊谷には今日の試合会場であるスポーツ文化公園陸上競技場とは別の競技場があり、よく混同されるという。スポーツ文化公園はドームやラグビー場が有名で、今日の運ちゃんも天皇杯開催を認識してなかったりと、様々な行き違いが重なった故のミス。まぁ途中でメーターを止めてくれたから良かったが。

 どうにか現地に着くと、雰囲気は埼スタによく似ていた。一面の平原、周囲を囲む畑や森、といった要素がそう感じさせたのだと思うが、起伏の多い地域で育ってきた者からするとまるで別世界。

 試合は今季の対戦内容通りの、守るマリノス、ポゼッションを高めて攻めるレッズという構図だった。ただレッズの攻めは最後のアイデアが足りずに単純なクロスで終わる事が多く、それは中澤や栗原に撥ね返され続けた。そしてカウンター2発で2点を取ったマリノスが2−0勝ち。完勝と言っていい内容だった。
 ただ、2−0にした後、浦和がさらに前掛かりになってカウンター向きの広大なスペースが広がっていた中で、攻め手と言えば小野を前に走らせて個人技で突破させる位しかなかったのは、まだまだかなと。カウンターになったら2〜3人が一気に前線に走り込んで相手を撹乱する動きや最低限のパス交換で決定機を作り、そしてゴールに沈めるーーーそれ位の戦術、共通意識があればもっとゴールは奪えるし、勝ち数も増えるはずと思うのだが。今は重心を後ろにおいて最後は中澤、栗原、そしてその前の富澤という防波堤への依存度が高過ぎる。これが年間を通して続くならリーグでもカップでも優勝を狙えるが、年齢的にそれが難しいのはここ数年の戦いぶりで判っている訳で。
 とはいうものの、現時点のコンディションはとても良さ気なので、このままなら元日決勝行けるかな。次は23日にvs名古屋@瑞穂と、奇しくも去年とほぼ同じ日に同じ相手、同じ会場となった。もう名古屋の観光名所は大体回ったし、ひつまぶし、手羽先他名物も大概食したし(笑)、BSで放送してくれたら部屋で温々とTV観戦したい。

 帰りは試合終了と共に猛ダッシュしてシャトルバスに乗り込み、秩父鉄道東武線というルートで押上まで行き、そこで忘年会を開催して横浜へ。