サッカー雑感(2013/1/25)

 風邪を引いた臭い。朝から咳が止まらず、鼻水や寒気も出始めてる。会社でインフルが流行り始めてるから嫌な予感がするが・・・明日外出しないといけないのに。
 そんな体調で今日は早く上がったので、久しぶりにサッカー雑感をば。
■南アで帯同した4人
 永井と小野のS・リエージュ移籍の報に接して、永井は南アの若手帯同枠の1人だったのを思い出したんだが、あの時帯同した4人は

・永井:名古屋→S・リエージュ
・香川:C大阪ドルトムント→マン・U
・酒井:新潟→シュトゥットガルト
・山村:流経大→鹿島

と3名が海外移籍を果たしたから、2年半で順調に、というか予想以上に成長したんだなと改めて思った次第。香川ですらドルトムントに移籍が決まった時は1年位見習い期間と思ってたし。山村は怪我もあったので今年に期待したい。五輪代表でボランチ起用されてたけど、もうCB固定でいいという気がする。ボランチだと高橋秀人の8掛け程度のレベルに終わってしまいそうだし、CBなら今の日本で代表入りのチャンスが開ける。
 この4人を連れていった岡田氏はクラブでは手堅くベテラン・中堅を重用して、札幌でもマリノスでも辞任後はチームを作り直さないといけなくなったのだが(この辺はモウリーニョに似てる。サッカーも華麗さより集中力とかフィジカルを重視する点で共通するし、同じチームで続けるのは難しいんだろうな。)、代表監督になってからは若い選手をどんどんデビューさせて、今の代表の礎を築いたんだから分からないものだ。中村が絶不調故に已む無く最後に突貫工事で作ったにせよ、南アで本田のチームに移行させた功績は大きい。
 その南アも気付いたらもう2年半も経ってたのに驚いたが・・・

イングランド
 最近マンUが獲ったと言う若い逸材についてこんな言われ方をしているのを読んだが、イングランドが一向にベスト8の壁を破れないのもこの辺りに理由があるのかと思った。
 イングランドの考えるサッカーってあまりにシンプル過ぎるんだと思う。前に蹴って、走って、シュートして、あとそれから勇敢に戦って、ていう。まぁ戦術に囚われるのも良くないから逆説的にシンプルにサッカーを考える事も必要とは思うが、終始一貫シンプルににプレーし過ぎると、ただ闘争心と身体能力に任せた、相手にとって読み易いサッカーになるんだろうなと。
 今は↑で紹介されたザハやリバプールの若いドリブラーが注目されてるけど、この10年位で注目されてたS・W・フィリップスやウォルコット、レノン、あとはスターリッジやそれこそウェルベックに比べて特別優れてるのかね。他のポジションもそうだが、若い選手が台頭したと言っても結局それまでいたタイプなので(高くて強いテリーみたいなCB、中盤を上下動してミドルも備えるジェラードみたいなMFなど)サッカー自体は変わらない。昔いたガスコインみたいな、相手に予測不能なリズムで攻撃を指揮する様な選手がいれば大分違うと思うが。イタリアでいうピルロ、スペインならシャビ、イニエスタ、D・シルバ、ドイツならエジルの様な。
 ついでに言うと、プレミアの監督でイングランド人が少ないのも根は同じか。英国系で良い監督だなと思った人は大概スコットランドアイルランドウェールズの人ばかり。