J2第11節 愛媛×長崎(ニンスタ)


◆四国行2日目
 前日はかなり体力を消耗したが、宿の大浴場と十分な睡眠(とエビス500ml缶1本)でこの日はここ最近無い程の目覚めの良さ。これを“超回復”と言うのだろうか。まず7時半過ぎ発の特急で松山へ向かい、10時過ぎに到着。
 取り敢えずまずは城と言う事で路面電車とリフトを乗り継いでこの平山城へ。山に登る手段がロープウェイとスキー場の様なリフトの2本立てというのが面白い。

天守閣とその天主から望む松山市

◆J2観戦
 J2は普段日曜開催だが、愛媛×長崎だけこの日の開催。それがこの旅行のプランニングに影響を与えた事は否めないのだが(苦笑)、ともかくも松山城を出た後、近くの大街道と言う繁華街にあるバス停からシャトルバスで30分程掛けてニンジニアスタジアムへ。スタジアム外にはご当地グルメのテントが幾つも並んでいたり、まるで町内会のイベントの様な手作り感があり、そういや去年行った北九州もこんな感じだったなと思い出したりもした。昼食用に地元のご婦人方による手作りおにぎりを購入。

※かの有名な一平君。実物は意外と小柄だった。

 愛媛とマリノスと言えば齋藤学のレンタル&ブレイクが有名だが、愛媛のスタメンには元マリノスが3人もいた。GK秋元とCBコンビの小原、浦田、これにサブの松本翔(レンタル中)を含めれば4名。フロントや指導者で何か繋がりでもあるのか。一方の長崎はスタメンで知っている選手は殆どおらず、むしろGK岩丸、MF古部(この人も元マリノス)、幸野(FC東京からレンタル中の逸材)、FW松橋等サブに知ってる選手が多かった。
 今季のJ2はそれほど深く追ってる訳では無く、神戸が好調でガンバが引分沼にハマってる位にしか知らなかったのだが、配布されたマッチデープログラムで長崎が現在4位と知って驚いた。失礼ながら去年の町田みたくJ昇格後の洗礼を浴びてるのかと思っていたので。そして試合が始まって開始5分を過ぎた頃、長崎は2点リードしており、観ている方も何が起こったのか把握するのに苦労した。2点ともお手本の様なサイド突破やゴール前でのパス交換ではあったのだが、むしろ自陣であれ程繋がれ、キープされる愛媛守備陣の問題だったと思う。半分眠ったまま試合が始まり、2点取られてようやく目覚めたーーーそんな印象。
 その後は愛媛が攻め立てるが、攻撃に工夫(意外性)が無く、長崎からすれば守り易かったはず。そして長崎が攻める時はダイレクトやワンタッチでのパス交換で非常にリズムが良かった。無名の選手でもこういう結果や内容を生み出せるものなんだなと特に後半は感心してしまった。監督はあの高木琢也だが、現役時代は指導者向きとは思えなかったので、この内容、結果に改めて驚く。
 試合はそのまま2−0で長崎の勝利。これで3位だと。気が早いがもし昇格したらJ史上最大のセンセーション、かな。ここのスタジアムは国体用に作った新しい競技場なので、個人的には興味深いのだが。

◆試合後
 試合後はまたバスに乗って松山駅に戻り、荷物を回収し、ホテルにチェックイン。まだ18時にもなっていなかったので、道後温泉へ。殆ど予備知識は無く、その名は知っていたものの、市街地から離れた場所にあるんだろうなと勝手に思っていたのだが(苦笑)、実際は繁華街から路面電車で15分程の距離。そしていつも“道後温泉と言えばココ”とTV、雑誌で紹介される↓の道後温泉本館もてっきり老舗の温泉旅館と思っていたのだが、実際は公衆浴場なのだった。

 2階より上にある休憩所を利用せず、入浴だけなら400円。アメニティは基本持参で、受付でタオル、石鹸の貸出はしている。この日も前日ほどでは無いが松山城を登ったりして結構歩いたので、昨日に続き、2日連続の大浴場で生き返った。