四国行最終日

 最終日は今治をレンタサイクルで周り、その後はしまなみ海道をバスで本州へ渡って新幹線で帰る予定だったのだが、朝起きたら普通に雨が降っており、自転車は厳しいなと思いつつ9時の特急で今治へ移動した。
 40分後に今治駅に着くと駅構内にて昨年ゆるキャラ日本一になり、天皇杯サンフレッチェを食ったFC今治のエンブレムにも描かれているバリィさんがお出迎え。

今治は雲は厚いが雨は止んでおり、このまま降らないのを祈りつつ自転車周遊を決断した。

 今治駅周辺には城や四国八十八か所の寺院など名所旧跡が幾つかあるのだが、時間と天候の関係で行き先は糸山公園という来島海峡大橋を展望出来る場所のみ。距離にして約7.5kmと自転車ではそう長い距離でも無いのだが、糸「山」だけあって山の上にあるので、登り坂がなかなかキツかった。ちなみにしまなみ海道は自転車も通行可能で、これから本州まで行く勢いの装備をしたライダーも何人かいた。で、漕ぐ事40分、ついに展望台に到着。

天気が天気だけに彼方まで見通せたわけでは無かったが、島々の連なる瀬戸内海を一望出来ただけでも来た甲斐があった。瀬戸内は狭い中を島々が連なっているだけに、各島内に家屋が点在しているのが肉眼でも分かるのだが、どのように移動し、生活しているのだろうか。そんな素朴な疑問も湧いてしまった。

 行きで苦労した分帰りは下るだけなので楽だった。昼過ぎのバスで広島・福山に向かい、ついに四国を後に。

車窓からの風景を眺めつつ、14時には福山に到着。初めて行ったのだが、予想以上に都会で驚く。

新幹線ホームに登ると、眼の前が福山城だった(というより福山城の眼の前に駅を建てた、といった方が正解か。)ので最後の記念撮影。福山からのぞみで約3時間半を掛けて東京に戻り、今回の旅程を終えた。