関東大学リーグ前期 専修大×筑波大(西が丘)


 西が丘は前から行ってみたく高校選手権の度に一度は検討するのだが、いつもその遠さ(というイメージ)で断念していたスタジアムだった。今回は知り合いに誘われてようやく初西が丘&久々の大学サッカー観戦。大学サッカー観るのは学生時代以来だな。ちなみに前日に関東大学リーグのHPを確認したら試合会場が「味フィ西」と記載されており、てっきり西が丘で無く飛田給の味スタ横にあるサブ陸上競技場かと錯覚したのだが、西が丘はネーミングライツを売却していて正式名「味の素フィールド西が丘」なのだった。紛らわしい(苦笑)
 23区でもこの板橋区辺りは土地勘が無く、行くまでは最寄駅から15分以上歩いて周辺環境も大田区の海側みたいな家や工場が密集するようなエリアかと思っていたのだが、三田線本蓮沼駅から徒歩5分程度で結構落ち着いた住宅地だった。駅からスタジアムまでの間にコンビニ数軒+250円弁当屋他食い物屋が並んでいて食料調達にも困らず。着くとメインスタンド中心にそこそこ人が集まっていて、両ゴール裏は両校部員による応援席になっていた。応援のノリは基本高校サッカーのそれで、サッカーそのものも含めて高校サッカーがらフィジカルをさらにグレードアップさせたような感じ。あの長友もここで太鼓叩いてたのからインテルまで出世したんだよな・・・と思いながら試合が始まった。

 入口でリーグ最新情報や両チームスタメン表(出身校情報も有り)を貰えて重宝したのだが、専修にはマリノス強化指定(で獲得を狙う)長澤がいて、その他スタメンにフロンタユース出身者が4名。生田に校舎があるから地理的に交流が深いのかと思っていたら、監督が富士通サッカー部でフロンタユースでもコーチだったというのを教えて貰った。一方の筑波は鹿島内定のFW赤崎がいて、出身校はJユース、強豪高からJFAアカデミー迄幅広く、そこはさすが国立大だなと。国立だけどユニに胸スポンサーが入っていて驚いたのだが、これは前監督風間ヤッヒー繋がりらしい。
 試合は前半から両チーム飛ばしてプレスを掛けあい、シュートもDFが詰めてなかなかGKまで届かないという状況。かなり暑かったのでさすがに90分持たないだろうと思っていると、やはり後半は少しスペースが空いてきた。その中で筑波が右サイドから左足で巻くようなシュートで先制。丁度ゴールとシュート打った選手の延長戦上に居たのだが、一瞬枠を外れたかと思った瞬間に大きく曲がってファーサイドに突き刺さるゴラッソだった。現時点でリーグ首位は専修、筑波は8位(12チーム中)と言う事で意外な展開ではあったのだが、直後に専修はサイドからの粘った折り返しを決めて同点に追い付き、さらに5分後にもまた決めて試合を引っ繰り返した。噂の長澤選手を観るのは先日のナビスコ杯以来で、試合中ずっと既存の選手で近いタイプは誰かと思っていたのだが、2列目からドリブルで突っ掛けつつアシストだけで無くゴールも狙うスタイル(こういう選手は山ほどいるが)は強いて言うなら乾に近いのかなと。遠目に見ると風貌も(髪を切った)乾に近いし(笑)ただ乾よりは直線的という印象もある。今日はポスト直撃の惜しいシュートもあったが、全体的には芝に足を滑らせるなど調子はそこまで良くなさそうな出来。上手いけど恐くは無かった。

 試合はそのまま2−1で専修の勝ち。暑さには参ったが良い試合だった。最近大学サッカー経由の選手が増えているけど、関東ならリーグ戦前後期合わせて22試合+その他大会で試合数も確保されていて、高卒後いきなりプロで試合に出るのは難しい若手を鍛える場として確かに有益と思った。以前も述べたが、関東ならJ2中位〜JFL位のレベルはあって、それこそバルサBとかバイエルンIIが2部、3部リーグに参戦してるみたいに日本のリーグシステムに組み込んだら面白い。

 そうそう大学サッカーでは高校サッカー応援マネージャーの大学版みたいなJUFAガールなるユニット?が活動中で、両校1人ずつメンバーが来ていた。筑波側の子は女子大生シンガーという事でハーフタイムに歌を披露していたが、俺としては伝説の草原に匹敵する空気感を堪えるのに必死だったのを記しておく。ただ、スタジアムBGMで高校サッカーイメージソングで同じ女子大生シンガーmiwaの歌う曲が流れた時はそのコントラストから少し応援したくなった。今日の写真は試合後にインタビューを受ける長澤と専修側のJUFAガール。

※追記
試合映像探してたらハーフタイムショーの動画があったw