CL決勝

 前半半ばからロッベンが1対1を外しまくってるのを視て、どうしても南アW杯決勝や過去2度のCL決勝敗退シーンを思い出さずにはいられなかったのだが、同じ様に思ってる人は多かったらしい(笑)過去3度の敗退はどれも個人で強引に相手守備をこじ開けようとして最後の一線で阻まれるというイメージだったんだが、今日もそういうシーンはあったものの、先制アシストは無理にゴールを狙わずに折り返し、決勝点もドリブルで持ち込むパターンでは無く相手バイタルエリアでの味方のパスに反応した辺りがこれ迄と違うのかなと。
 この選手は非常に怪我が多いので有名だが、よく考えたらその割に↑の決勝は全て出場している。以前も書いたが、怪我で離脱するのは決まってシーズン序盤〜中盤で、春先になると復帰してこうした決勝やビックトーナメントを逃す事が無い。今季もリーグ戦は16試合しか出てないのだが、この試合はコンディション万全だった。シーズンフル稼働しても最後の最後で怪我をしてビッグマッチ、トーナメントを逃す選手もいるというのに、運が良いというか巡り合わせの良さと言うかこれも実力の内という事か。

 個人的にはドルトムントを応援していたが良い試合だった。最近の決勝はどちらかが圧倒するか去年みたく最初から割り切って守備に徹して守り勝つかだったので、互いに攻め合って最後の最後に決着が着く展開はやはり面白いな。同国対決は手の内を知る分、以前のユベントス×ミランみたく大したチャンスも無く0−0→PKの様な展開か、レアルがバレンシアに完勝した時(3−0)の様な一方的な展開かのどちらかと思ってたんで、良い意味で予想は裏切られた。ドルトムントは最後はガス欠してしまったが、最初の15分で先制していれば分からなかった。ただ、そこはバイエルンノイアーがいて、息切れした時の控えの層を含めてバイエルンが押し切ったので、総合的にこの結果は妥当だ。これでやっとドイツ勢のビックトーナメント無冠期間が1つ終わったので、次は代表でも。