ナビスコ杯準々決勝第2戦 横浜M×鹿島(日産)


 ソサイチ後、会場最寄りの市が尾から小机、新横浜方面行きのバスが出ていたのでそれを利用した。電車より時間は掛かるが、車内でのんびり出来る分、足が張ってる身としては有り難かった。正直、この時点でかなり疲れてたんで、マリノスが2−0位にして勝負決めたら途中で帰ろうかとすら思っていた。1−3なら鹿島が逆転だが、今のマリノスが3失点する事はまずないだろうし。
 試合は2点差を撥ね返すべく鹿島が攻勢に出てマリノスはカウンターという予想通りの展開。中盤に小笠原、野沢、柴崎、本山を置いた鹿島のボール回しはなかなか組織立って、チャンスもあったが、マリノスの守備の最後の一線は越えられず。逆にカウンターで左サイドから仕掛けた齋藤がそのままドリブルで中に切れ込むと見せかけて左45度からミドルを放ち、これが逆サイドネットに突き刺さるスーパーゴールとなって先制した。
 後半も似たような展開で、ドゥトラのパスに走り込んだマルキーニョスが冷静に決めて2−0。本気で帰ろうかと思ったが、すぐ後に鹿島が1点を返したのでそのまま最後まで見届けた。ロスタイムには途中出場の奈良輪が決めて3−1で終了。
 試合後のお立ち台にはゴールを決めた3選手が並んだのだが、奈良輪の受け答えがしっかりしていて、特に準決勝の相手、柏戦に向けての意気込みを聞かれ「相手が何処だろうと今の自分にとっては1戦1戦が勝負」と言ったコメントに感銘を受けた。マリノスユース→筑波大→SAGAWA SHIGA(JFL)と来て今年初J1。今年26歳と年齢的には中堅だが、下部リーグで苦労してる分、そういう選手は逆境にも強いのかなと思う。他にも中町、富澤、小椋、藤田など、今のマリノスはこういう選手が支えているようなものだ。