惜しい監督を逃した・・・

バルサマルティーノ監督就任合意を正式発表

 数日前から名前が挙がってたけど本当に決まるとは。ヒディンクが急遽アンジを辞めたから、今季はこの人で繋いで来季以降に本格的に探すと思っていたので。
 実を言うとブラジルW杯後、ザック後の代表監督にこの人は狙い目と密かに思っていた。まぁ当blogではドゥンガを第一候補と予想しているんだが、その次位に(笑)ザック就任の経緯の中で技術委員長が語ったように、欧州で働いてる現役監督は欧州でのキャリアを中断させる事をリスクと捉えており、その障壁は大きいのだが(実際ペジェグリーニとは交渉したもののこの理由で破談となり、この監督は今季からマンCへ。ザックを引き当てたのは僥倖だった。)、南米の監督はオリベイラ、クルピ等結構なランクの人が日本に来ており、その点のハードルは比較的低い。このバルサの新監督はパラグアイ代表でW杯を経験しているし(ベスト8)、アルゼンチンリーグリベルタドーレス杯でも実績を残している。サッカーもビエルサの弟子と言う事で戦術に明るいし、パラグアイでは守備重視等、戦力に合わせて戦い方も柔軟と言う今からでも密かに仮予約しておきたい位の人だったが、もう欧州へ渡ってしまったのでペジェグリーニの様な高嶺の花になってしまった。残念。

 話はバルサになるが、この監督が成功するかは未知数ではあるけど、今はOB監督&生え抜き重視で頂点を極めた後の過渡期なんで、こういう外の血を入れるのは悪くないと思う。生え抜き重視で結果は出したけど、ここ最近余りにそれに拘り過ぎて原理主義的になっているようにも見えたので。去年だか、ピッチ上の11人全員が生え抜き、なんてニュースがあったけど、それで勝っている内は良いが、勝てなくなったら逆にその独自性、閉鎖性が衰退を加速させる原因になってしまう。要はバランスだな。