J1第19節 湘南×横浜M(湘南BMW)


 ここに来るのは約4年ぶり。前回はJ2だったからJ1では初。あと、今の名前になってからも初めてだな。“Shonan BMWスタジアム平塚”ってネーミングライツを売却したスタジアム名では日本でも最高レベルに格好いいと思う。やはり海外自動車メーカーの響きで勝負あり、だな。ただ湘南の場合、中身が普通の陸上競技場というのが残念でならない。今日はスタジアム改修を嘆願する署名活動が行われており、心から賛同して一筆書かせて貰った。その他4年前に無かったものとしてアウェイゴール裏に綺麗な映像装置が。

 湘南は開幕戦で対戦し、昇格チームにありがちな守備ベースのサッカーではなく、全員が連動した攻撃でゴールを狙い続ける姿勢に感銘を受けたのだが、今日もパスを繋ぎ、スペースに走り込み、ドリブルで前に仕掛ける、という姿勢を崩さず。前半にCKのこぼれを中町(元湘南)がボレーで合わせ、それをマルキーニョスが触れてマリノスが先制しても、その姿勢は消えるどころか更に強まり、後半にキリノのドリブル突破からのシュートがポストに当たった撥ね返りを梶川が決めて同点に追い付いた。その5分後にはエリア内でマルキーニョスを倒してPKを与えてしまい、これを決められてマリノスに勝ち越されたのだが、最後まで前への意識を失わない姿勢は開幕戦以上に素晴らしいものだった。敢えて例えるならコンフェデのイタリア戦の日本の様、とでも言うべきか。

 マリノスは本当に勝点3を得た事のみが収穫という試合。勿論勝負強さという意味では喜ぶべき事なのだが、今日も柏戦と同様に、70分を過ぎる頃に動きが落ちて相手を掴まえ切れずに振り回されたシーンが気になる。たまにカウンターの機会があっても、1点決めて勝負を終わらせるか、確実にボールキープして時計を進めるのかチーム内で意思統一されていないような感じで、上がるタイミングが遅れたりフリーな状況でパスが乱れてチャンスを逃す、なんてシーンが何度かあった。
 まぁそれでも勝点3ではあるのだが、同じメンバーで固定してきた反動がそろそろ来てるのかな、という気もする。ここ最近は後半半ば過ぎに奈良輪を左サイドハーフ、その10分ほど後に藤田を入れるのはお決まりで、今日は終盤に小椋を入れたのだが、途中から入って仕事出来てるのは強いて言えば藤田くらい。来週の相手は鳥栖で、去年から勝っても負けても全て1点差と言う相手なので、また厳しい試合の予感。

 帰りは車で来た友人に家の近くまで送って貰った。新湘南バイパスや一国、新道を通ると、前回車で行った事が思い出されて懐かしさが。今日は茅ヶ崎、厚木、横須賀で花火大会だったらしいが、道は思いの外空いていた。原宿交差点も立体交差工事完了後は初めてだったが、あまりにあっさり通れて、これにも驚き。