J1第28節 甲府×横浜M(山梨中銀スタジアム)

barcaw2013-10-05
 ここに行くのは2度目だが、前回(6年前)は台風接近による雨中観戦だったので今回は秋晴れの甲斐路を期待していたら、やはり台風の影響で朝から雨だったという。この時期の雨は、夏のゲリラ豪雨程の激しさは無いが断続的に降り続く様が非常に厭らしい。また同じパターンかよ、と思いつつ友人の車で出発し、中央道を飛ばして笹子トンネルを過ぎると、甲府盆地は雲こそ多いものの雨は止んでおり、雨で霞んだ首都圏とは異なる様相を見せていた。
 この時点で未だ14時だったので、まずは皆で山梨名物ほうとうを食しに行った。思えば前回は行って観て帰っただけで名物を食べる余裕も無かった。メニューを見ると基本(鍋に野菜が入ったもの)+αで色々種類があったのだが、珍しさと値段を折衷して猪肉入り鍋にした。他にも熊肉やすっぽん入り等と言ったレア物があったのだが、さすがに\3000以上出すのは・・・。

 結構なボリュームだったが、味噌仕立てなのが良かったのかすんなり食べられて温まった。

◆試合
 ほうとうを食った後はイオンで諸処の買い出しをしてスタジアムへ向かい、着いたのは17時前。6年前も同じ19時開始だったが、試合直前に着いたので暗い中で周囲がどういった環境か見る術もなくそのまま帰ったので、この小瀬スポーツ公園を見るのは実質初だった。スタジアムの形状や周囲を山地が囲む地形から山形のNDソフトスタジアムを思い起こさせた。
 試合までの時間潰しに昼開催の他会場をチェックしていたのだが、そういう我々を感知したのか、前列に座っていた近隣から来たと思しき中年男性が隣の孫(もしくは親戚の子)と共に最新情報を聞いてきた。特に甲府と残留を争う湘南の経過が気になるようだったが、これをきっかけに色々話す中で甲府のホーム過去2戦が如何に素晴らしかったか(広島○2-0、鹿島○3-0)を話してくれたりして、非常に面白い&気持ちの良いオヤジさんだった。ちなみに二人で今日のスコア予想もしたのだが、どちらが勝つにしても1点差、基本は引分けだろうという予想で一致した。

 という中で始まった試合だが、開始3分で甲府がいきなり2度の枠内シュートを放つ攻勢。明らかに甲府監督JFK氏はマリノスを研究しており、普段マリノスが攻撃時に狙うスペースを潰し、逆に甲府の攻撃時はマリノスの守備と中盤の間を狙ってプレスの網を掻い潜る攻撃を仕掛ける。中村俊輔が相手ゴール近くでは無く自陣に下がってボールを捌いていた、と言うだけで、マリノスの攻撃が停滞していたのが分かると思う。
 後半も序盤は甲府の攻勢が続いたのだが、後半半ば頃に藤田を入れて2トップにした辺りからマリノスに流れが向くようになる。特に後半30分過ぎからは完全に試合を支配して何度も決定機を迎えたのだが、その全てを決める事が出来ず、2試合連続のスコアレスドローに終わった。

 浦和に3−0で勝って以降、リーグ戦では5試合2得点2失点と失点は少ないがゴールも少ない状況。これまでは内容的に押されてもセットプレー1発、カウンター1発で決勝点を挙げて勝点3を取るパターンが多かったが、最近はそのセットプレー(FK、CK)で点が取れなくなってきている。今日は中村が直接蹴るのではなく、一旦味方に出して位置をずらしてから蹴るというパターンを見せたが、こういう辺りに、セットプレーが読まれているという意識は選手間でもあるのだろうと思う。
 後、顕著なのはこの5試合とも中村に厳しいマークが付いていると言う事。シーズン中盤までは、下手にファールを取られてゴール前でセットプレーを受けるよりかは、という感じでそれほど厳しくチェックしてなかったのだが、ここ最近はそういう遠慮(?)が無くなって“行く時は行く”激しい守備をどのチームも実践している。大宮が密着マーク付けて成功したのがヒントになったんだろうな。清水戦の決勝点の様にマークを掻い潜るプレーもあるのだが、全体を通して見るとやはりこれまでより動きの自由を奪われ、ボールを失う場面が増えているように思う。

 というような状況下で次のリーグ戦は広島との首位対決と言う。(間にナビスコ準決勝を挟む。)まさにこの試合の結果がシーズンを左右すると言っても過言ではない。対広島ではペトロビッチ時代は分が悪かったものの、森保時代は2勝1分と分が良い。勝った方が優勝に大きく近付くだろうし、引分けならシーズン最終節の最後の瞬間まで分からない痺れる展開が約束されるはず。

 帰りは談合坂SAで休憩したのだが、マリノスのチームバスも偶然同地で休憩し、一部の選手を目の前で見る事が出来た。マルキーニョスが思ったほど大柄で無く、端戸が目の前で見ると大きかったのが印象に残っている。