天皇杯準々決勝 大分×横浜M(大銀ドーム)

barcaw2013-12-22
■大分行(2日目)
 2日目はまず別府に戻って温泉へ。前日は夜で分からなかったが、山の中腹の到る所から温泉の湯気が湧き出ているのがよく分かった。向かったのは市営の施設で210円という安さ、かつ露天風呂付き。

湯布院と別府で温泉に入れる機会もそう無いし、やっぱ車利用というのは大きいな。
 温泉の後はトリニータのオフィシャルショップに寄り、いよいよ今旅の主目的である大分銀行ドームに向かった。

■観戦記
 10月下旬に同じ場所で行われたリーグ戦はTVで視ていたのだが、確か後半半ばまで大分にシュートが無く、中村のFK1発の1−0とは言え内容的には完勝だった。だが今日はマリノスがボールを支配するもののやはりリーグ終盤と同様にファイナルサードでの恐さが無く、逆に大分がカウンターからシュートまで持ち込む場面の方が目に付いた。特に印象深かったのは中盤の木村で、視野が広く大分で唯一緩急を付けたプレーが出来るまさしく司令塔。それだけにマークも厳しくボールを失う場面もあったのだが、カウンター時に前を向いてボールを持った時は何をしてくるか分からない恐さがあった。川崎のユースから昇格して何度か等々力で観た記憶はあるのだが、プレー自体にはそれほど印象が無かったので、選手というのは2〜3年で大きく成長するものなんだなと実感した。
 前半を0−0で終え、過去2年の天皇杯準々決勝の記憶が蘇ったのだが、後半半ばにCKから栗原のヘッドでマリノスが先制。やはり今は点を獲るならこれしかない。先制した以上このまま1−0逃げ切りだなと思っていると、大分が森島、木島と攻撃のカードを切ってきて攻勢に出始めた。そして残り10分を切った頃に同じCKから森島がニアで合わせて大分が同点に。
 これは想定外だった。同点直後には森島が抜け出してGK榎本と1対1、それを榎本が防いだこぼれを後藤が狙うも枠の僅か左へという絶好機があり、一気に逆転されてもおかしくなかった。森島はゴール時に競っていたのは栗原だったのだが頭一つ抜け出しており、それ以外の空中戦も栗原、中澤相手にほぼ勝利。体格だけならこのマリノスCBより大きかったのにも驚いたのだが、尚更現状が勿体無いという思いもある。この選手は07年U20代表当時はハーフナーとのポジション争いに勝ってレギュラーだっただけに、2人の現状を分けたものはーーーそれは運なのか語学力なのか、あるいは人間性なのかーーー何だったのかと思わずにはいられない。
 1−1のまま90分が終わり延長へ。この時点でPKは覚悟していたのだが、延長前半にマリノスのクロスを大分DFがクリアするものの丁度エリアすぐ外にいた富澤の目の前に渡り、迷わずシュートしたボールがゴール左に突き刺さった。その後は大分の攻勢を凌ぎつつカウンターでいなしつつ時間を使い、試合終了。これで29日の準決勝(日産)に進出決定。
 最近の富澤は大きいトラップを相手に狙われてボールを奪われたり、好調時によく決めていたCKをニアで合わせて決めるパターンも無くなっていたりと夏場から動きの落ちたマリノスを象徴するようなプレーだったのだが、あのゴールはさすがだった。これで29日の準決勝@日産スタジアムに進出決定。まぁこれが2013年最後の観戦かな。

■試合後
 延長で30分少々出発が遅れてしまったが、帰りの便(19:45福岡発)に向けて大銀ドームから高速を飛ばして福岡に戻った。行きは雪で全く分からなかったが、別府〜九重辺りの車窓は丁度日が沈む頃だったのもあって思わず写真を撮りたくなる景色。

去年も感じた事だが、九州の山は関東のなだらかな稜線に比べて荒々しく上にそびえ立っているイメージ。そんな山々と夕陽という組み合わせは見事の一言に尽きる。
 無事福岡空港に着いた後は土産を買い、帰路へ。福岡空港では鳥栖で試合のフロンタサポも結構見かけた。帰りの便は窓側だったので最後は東京湾の夜景も楽しめた。