鎌倉

 連休2日目は鎌倉へ。前回行ったのは7年半前だが、距離的、時間的には結構近いんだよな。大船の次はもう北鎌倉。前回は八幡宮から北上して北鎌倉の建長寺円覚寺を周り、JRで鎌倉→江ノ電で長谷の大仏→江の島というコースだったが、今回は北鎌倉で降りて南下するコース。今日も快晴に恵まれ、連休中日という事で結構混むだろうなと思いつつの鎌倉行だったが、やはり相当の人出。7年以上前だと前回の記憶も薄れてくるものだが、前回に比べて山歩き、後は丁度昨日の皇居ランみたいなトレイルランの格好をした人が多い気がした。
 まずは北鎌倉傍の円覚寺、それから建長寺とベタなコースを周ったのだが、円覚寺が山間の狭隘な場所に建てられているの対して、建長寺はやや開けた場所にあるのが印象的で、それが鎌倉五山の序列(建長寺が一位、円覚寺が二位)に繋がっているのかなと。建長寺は土地がある分付設の学校(=鎌倉学園(サザン桑田の母校で野球もそこそこ強い))まで建てているし。
円覚寺

建長寺

 そのまま歩けば八幡宮だが、丁度昼時という事で混雑を考え、鎌倉駅まで直行して江ノ電で長谷の大仏へ。

この高徳院自体は大仏があるだけのシンプルな構成だが、駅からここまでの道沿いに色々食い物屋があって、そこも結構な人だかり。基本的に鎌倉は道が狭く、歩道も広くないので通るのに難儀した。
 大仏からは鎌倉に戻って激混みの小町通りを抜けて八幡宮へに向かったのだが、八幡宮と言えば前回はまだ大銀杏が健在だった。

 在りし日の姿に思いを馳せつつ、駅に戻る途中でシラス丼を食して帰路へ。

 気が付けば3月も末だが、年明けから今までの速さは尋常では無かった。様々な出来事が同時進行で起こり、その対応に追われるまま過ぎてしまった―――そんな気がする。このような時は、何故かいつも以前読んだマルクス・アウレリウス帝の自省録の一節を思い出す。
 
 『正気に返って自己を取りもどせ。目を醒まして、君を悩ましていたのは夢であったのに気づき、夢の中のものを見ていたように、現実のものをながめよ。』