パレスチナ戦

 情報遮断に成功し、帰宅後にパレスチナ戦の録画を視聴。あまりに人のいないスタジアム、そして相手のプレスの緩さで親善試合の様だった。

・4−3−3でも流れるようにパスを繋いでチャンスを作り出すサッカーは視ていて面白かった。A代表でも縦ポンだけでなくもう少し繋ぐ要素が増せば面白い。ただ、そういうサッカーをするにはトップに体を張るだけでなく裏へ飛び出す意識も持つ選手が必要ではある。今の日本で言ったら川又のようなタイプ。
鈴木武蔵はあの強さと速さはなかなかお目にかかれないし、今大会既に5点ゲットも素晴らしいのだが、今後予選、本大会で選ばれるにはまずクラブで出場機会を得て結果を出さないといけない。過去の五輪の本大会メンバー選考を見ても、クラブで出番の無い選手は予選でレギュラーであっても外されている。同じアジア大会ゴール量産FWとして、アテネ世代ナニワのゴンコース(クラブでレギュラー取れず代表落ち)、あるいはロンドン世代ハヤブサ永井コース(クラブでも量産し、本大会でも活躍)、どちらになるか。
・今世代は前の世代に比べて攻撃陣が地味だなと思っていたのだが、どの選手も均等に上手いので目立つ選手がいないが故の地味さなのかもしれない。まぁガチガチに守られたり、プレスを掛けられたらどうなるかというのはあるが、大島の判断力とキープ力は素晴らしかった。
・次は開催国が相手。今回の韓国はレギュレーション通りU23+オーバーエイジで参戦しており、U23世代にリオ世代(U21)は誰もいない。オーバーエイジマインツ朴柱昊まで呼んでいるが、まぁ兵役免除が最大の理由だろうな。U23(1991年生まれ以降)と言う事はロンドン世代(1989−1992年生まれ)も一部含むが、銅メダルで既に兵役免除を勝ち取ったメンバーは今回誰もいない。22〜3歳でこれから海外に行く可能性のある若い選手、A代表で既に海外でプレーしているor今後海外行きを狙っている選手の兵役免除を目指す、と。こういうガチメンバーの相手には是非勝って優勝したい。