関東大学リーグ第22節 専修大×順天堂大(西が丘)


 友人の誘いを受けて、去年5月以来の西が丘での大学サッカー。何も情報を入れてなかったので現地に着いて知ったのだが、今日が関東大学リーグの最終節で、専修大は勝てば優勝、引き分け以下なら昨日試合を終えた明大の優勝、一方の順天堂大は勝てば2位という状況だった。西が丘は満員で、この試合後に各種表彰式があるためかバクスタはブレザーor学ランの各校サッカー部員で埋め尽くされていた。

 メンバーの名前も分からないまま観ていたのだが、大学サッカーになるとさすが体格はがっしりしていて、ボールを持った選手へのチェックも激しい。まぁどの大学にも有名高校、ユース出身者が多くいて、また年齢で言えばU22に相当するので、この関東大学リーグのレベルを考えればそれ位出来て当然、という見方も出来る。
 試合は順大がやや押し気味でチャンスを作り出していたものの、決め切れないうちに前半半ばに専大がワンチャンスで先制という展開。後半も同じ展開が続いたのだが、順大は崩し切らないとシュートを打たないので、この展開が続くならまたワンチャンで専大が追加点取ったりするだろうなと思ったら、やはり後半半ばに決めて2−0。これで専大が勢いに乗って試合を支配するようになると、その後すぐに追加点を上げて勝負あり。結果3−0で専大が勝利し、リーグ優勝を決めた。
 専大はこれでリーグ4連覇達成らしい。大学サッカー事情に疎い故もあるが、各大学とも高校の有力選手が居る中で群雄割拠と言うか、どの大学にも優勝と降格の可能性があるように見える中で4連続優勝と言うのは素晴らしい。今日はマリノス入りが決まっている仲川を負傷で欠き、やや劣勢に立たされつつも最終的に3−0と、勝負強いチームという印象を受けた。

 育成と言う観点で言うと、Jのサテライトリーグが廃止された影響で20歳前後の若い選手が経験を積む場が減っているという現状があるが、プロ入りして公式戦に出れず、せいぜい練習試合でだけプレーするのと、大学(特に関東)でレギュラーとして公式戦に出るのとではやはり後者の方が鍛えられるだろうな。勿論理想はプロで公式戦に出る事ではあるが。

 14時開始の試合だったが、試合中から日陰は結構寒く、試合後になると陽が傾いて更に冷え込んだ。西が丘から移動してモツ鍋を食し、帰路へ。