京阪神行(2日目)

 2日目は京都にて紅葉狩りを。京都の紅葉スポットは数多く、どこに行くべきか迷ったのだが、2年前、そして今年の7月に行ってない嵐山に決めた。梅田から阪急で嵐山に向かったのだが、途中の乗り換え駅の時点で既に通勤ラッシュ並みの混雑で、渡月橋に着くと、橋を歩くだけで一苦労だった。紅葉の見頃を迎えた中での三連休の中日、しかも好天に恵まれたなら、そうなるだろうなと理解はしつつ、これほどまでとは予想外だった。中でも海外からの観光客が多かったな。欧米、中国、香港、台湾、韓国の他、東南アジアから来たと思しき人々が多かったのが目を引いた。外国人観光客は東京でも多く見かけるが、こちらではそれ以上で、前日の大阪でも地下鉄の車両の少なくとも4分の1は海外からの観光客だった。


渡月橋を渡った後は天龍寺に向かった。嵐山の遠く眺める紅葉と違って、目の前に木々が並ぶ境内は別の美しさが。同じ“赤”でも木々で微妙に異なる色合いで、先人が数多くの色に名を付けた理由が分かる気がした。ここは庭園で有名なだけに是非観たかったが、やはり相当な行列で断念。

 嵐山の後は電車で仁和寺に向かった。着くと広々とした境内ながらそれほど人はおらず、落ち着いて観る事が出来た。

仁和寺と言えばあの徒然草仁和寺にある法師」が有名な一方で逆にそれ以外は何も知らなかったのだが、実は888年の建立と千年以上の歴史を持つ古刹だった。

 この後は近隣の龍安寺にも行きたかったのだが時間の関係で断念し、京都駅へ。(ここは石庭が有名なので行ったとしても並びそうだったが。)仁和寺の前から京都駅行きのバスも出ていたが、この時期の京都の道路は混んでそうだったので、電車を乗り継ぐ事にした。帰りは新幹線の指定が取れていたので余裕を持って乗車し、そして爆睡しつつ東京に戻った。初日もそうだが、この日も結構歩いた疲れが。