J1第34節 FC東京×横浜M(味スタ)


 今日は寒いながらも午前中は陽が出ていたのだが、昼過ぎに味スタに向かうと雲が徐々に増えてきて小雨まで降る始末。雨は試合開始頃には止んだものの、サッカーソックス+膝掛けで正解だった。毎年最終節になると寒さが一段と増す。

 今日の試合はFC東京のシュートが2度クロスバーを直撃したのを考慮しても、1−1は妥当な結果だった。東京のサッカーはよく組織されてはいたが、日産で対戦した時ほどの精度は無く、ここ最近勝点を伸ばせていないのが分かる内容だった。後半半ばに栗原が黄紙2枚で退場して数的有利になったのだが、それを生かせず、むしろ攻め手に苦慮しているようにも見えた。勝てばマリノスを抜いて7位だったが、これで今季は8位。ここもシーズン中無敗街道とか上位に勝利とか、単発でインパクトを残すものの、長いシーズンを終えて気が付くと中位フィニッシュ―――ある意味“らしい”結果ではあるな。
 マリノスの方も、攻撃パターンに乏しく先制すれば勝てるが、逆に先制されると引き分けが精一杯というのはいつも通り。そんな中で何気に伊藤翔は3戦連発でこれでシーズン8点。昨季が6点なので、日本復帰後一応毎季ゴール数を伸ばしてはいる事になる。毎年ゴール数を伸ばすという点では大迫もそんな感じだったが(3→4→5→9→19)、どうなるかね。今季ここまで試合に出れたのはラフィーニャの怪我という側面もあった訳だが、来季ラフィーニャ復帰もしくは別の有力FWを獲得すればそうもいかなくなる。良い指導者に巡り合って点取り屋の動きを身に付けたら代表クラスの逸材だとは今でも思っているのだが。

 この試合で監督樋口氏は退任と言う事になるが、契約期間を1年残していたとは言え、辞めるのは本人、クラブ双方にとって今がベストだったと思う。マリノスの目指す道というのは優勝争い、ACL出場の常連と言う事になるかと思うが、この人のメンバー固定による連携UPというサッカーはその方向性と一致しない。上位チームと言うのは過密日程の中でメンバーをやり繰りしながら試合の質を落とさず戦うという難しいミッションに直面する訳だが、今季のマリノスはそれに対応出来なかった。今ならまだ天皇杯獲得という記憶も新しいまま辞める事が出来て、事実、今日は試合後選手共々アウェイ側に挨拶に来て最後は選手に胴上げまでされていた。いい光景だった。このような辞め方をしたマリノスの監督は過去記憶が無いな。他にタイトルを獲得した人(早野、岡田)ですらその後の成績不振による解任、辞任という結末だったし。

 それはそうと優勝争いだが、前回わざわざ書いたのは予想に自信があったからなのだが、結構当たったと思うんだよな、鹿島を除いて(苦笑)徳島が粘るのも浦和が2点目を取れず名古屋が2点取るのも予想通りだったが、鹿島がホームで負けるとは思わなかった。カイオの欠場は痛かったか。残留争いの方は結果オーライと言う事で。甲府は3連勝中だったがさすがに4連勝は無いだろうと思っていたがスコアレスドローは予想外だった。清水が2−0位で勝つかなと。NACK5に行くのも再来年以降か。来季のJ2は大宮、セレッソ、徳島、磐田、京都、札幌、大分、千葉or山形・・・読めない。