神奈川県社会人リーグ1部2部入替戦(かもめパーク)


 今日は選挙に行った後、友人達の所属する社会人チームの昇格を懸けた試合に向かった。応援に加え会場である先日オープンしたばかりの神奈川県フットボールセンター(通称:かもめパーク)にも行ってみたく。ここは親戚の家の近隣で多少土地勘があり、建設の話が出た時から気になっていた。
 という事で相鉄線いずみ野駅から徒歩で向かったのだが、住宅や街灯が疎らであまり女性、子供が夜1人で歩くのはお勧め出来ない道が多かった。相鉄の高架下辺りには豚か何かを飼っている小屋もあったが、あの辺りではそう珍しいものではなく、今はあるか分からないが子供の頃には近くに養鶏場があり、更に少し離れた所では乳牛も数頭飼育されていたのを覚えている。ともあれ駅から1キロほど歩いて現地着。

 この試合はJ昇格プレーオフに似て延長・PKは無く同点の場合は上位を優先、つまり1部チームの残留が決定するレギュレーションで、2部の友人チームは勝利が絶対条件となる。開始から友人チームは押し気味に試合を進めシュートも何本か放ったのだがエリア外からが多く、エリア内では相手も要所を抑えて自由にさせて貰えなかった。そんな中で前半の終わり頃に相手がワンチャンスで1点を挙げる。このレギュレーションでの失点は痛かったがまだ45分以上あり、早いうちに追い付けば十分チャンスは残されている状況でもあった。
 そして後半開始早々のCKから同点に追い付く。理想的な時間帯での同点でチームは勢いに乗ってその後はしばらく押せ押せの展開となって幾度も惜しいチャンスを迎えたのが決め切れず、段々とボールを前に運べなくなって奪われるシーンが増え始めた。この辺りから気が付いたのだが、相手はさすが1部と言うかチームとしての意思統一が出来ていて、引いて構える時、攻める時のメリハリがよく付いており、相手(つまり友人チーム)の嫌なポイントを突いてくる術に優れていた。そんな中、後半も半ばに友人チームのDFが黄紙2枚で退場してしまい、もう一人のDFも負傷で交代を余儀なくされる。
 苦しい展開でなかなか相手ゴール前に到達出来ない状況だったが、終盤にはGKも上げて最後の攻勢に出て何度も惜しいチャンスを作る。そしてロスタイムも5分が経過しておそらくラストプレーという段階でゴール前のFK。そのFKはゴール前の混戦を生み、最後は友人チームが頭で押し込まんとしたのだが、ボールはバーのすぐ上をかすめてしまい、直後に終了の笛が鳴ってしまった。スコア:1−1で相手が1部残留を決めた。

 あまりにも劇的なスコア、展開に試合直後は声を出す事が出来なかった。試合後の詳細な状況はここでは割愛するが、ただ相手チームの代表者(?)と思しき人が応援していた我々の所に来て友人チームの健闘を讃えていたのだが、そういう点も含めて素晴らしい相手だったと思う。来年も頑張れとは軽々しく言う事は出来無いが、過去何度か観ている中でこのチームは一歩一歩堅実に確実に進むチーム、決して早い歩みでは無いが、しかし確実に前進している、そんな印象を持っている。だからこそ来年は昇格を決めてくれるはず、そう確信している。

 試合後は車で来ていた友人に横浜駅まで送って貰い、帰路へ。会場から環状4号線→長後街道→横浜新道というルートは上記親戚の家に車で行った時に何度も通った道なのでどこか安心感が。