新嘉坡戦

 漢字表記は↑と変換機能で知った(笑)

・昨日の日本はあまりに中央に偏り過ぎだという報道があったが、まぁそれは現メンバーもそうだが、そもそも日本のサッカーが昔からそういう志向だったという面もあるだろうな。サイド攻撃の形が無いと言うが、日本でオランダみたいなウイングを生かしたサッカーをしているチーム自体が少なく、サイド攻撃があまり発達していない。東福岡とか稀にそういう志向のチームはあるが、そこでウイングが育ってもプロに上がった時に同じ様なチームに巡り合えず苦労している。宮市が日本では無く海外でプロになったのはそういう事情もあると思う。

・宇佐美は2度ほどシュートで足を滑らせていたが、次は絶対にこういうシーンを無くして欲しい。少なくとも予選では。しっかり打ったシュートが入らないならそれはシュート技術をもっと磨くか、相手GKを褒めるしかないが、あれはそれ以前の問題。緊張もあったとは思うが、親善試合なら「シュート打った。滑った。」で終わっても、予選はその先に「勝ち点3が1になった。総ゴール数1差で順位を下げた。」となる可能性もある訳で。

・酒井ゴリはちょっと酷い出来で、今季はブンデスで27試合に出ているのが不思議な内容だった。イラク戦で「良い選手はあまり条件に左右されずプレー出来る」と書いたが、この選手もプレーの幅が狭いんだよな。フリーで、かつやや浅い位置からなら鋭いクロスを上げられるのだが、左足をバックパス以外で殆ど使わないので読まれやすく、相手に付かれるとCKを取るのがせいぜい。長身SBは日本で貴重なだけにこのプレー幅の狭さと状況判断の拙さは勿体無さすぎる。左でもクロスを上げろとまでは言わないが、せめて切り返して左足でグラウンダーで中に入れるくらいはして欲しい。

・左の太田も最初はあまり試合に入れて無かった感があった。長友と比較するとクロスの精度は確かに高いのだが、長友の激しい上下動、フリーランてのは結構重要な要素だったんだなと今更ながら気付いたりもした。

 思えばドイツW杯予選の緒戦はロスタイムに久保のゴールでオマーンに1−0。南アでも緒戦は北朝鮮に1−0だったし、さすが公式戦はなかなか点は取れない。シンガポールという都市国家の規模で錯覚するが、昨日のチームは体格のある選手も多くなかなか組織立ったサッカーをしていた。それでもホームで勝ち点1は無いが。
 試合中雨雲レーダーを見たら丁度試合終了頃に埼スタ付近に掛かる計算で、あのスタジアムから浦和美園駅までの微妙な長さと混雑を考えるだけでTV観戦の自分ですら気が滅入ったのだが、観に行った友人の話を総合するとやはり大変だったらしい。