J1前期第10節 鹿島×新潟(カシマ)

barcaw2016-05-04
 友人より鹿島の招待券がある&車も出してくれると言う事でGW鹿島行が決まった。まさか2年連続このスタジアムに行く事になるとは思わなかった。しかもマリノスが絡まないカードで。ただこのような試合は、この前多摩川クラシコ@味スタを観た時の様に、鹿島や新潟についてフラットな感覚で観る事が出来る。

 GW中は必ず雨が入るのでそこだけが心配だったが、昨晩からの雨は朝方に止み、9時過ぎには強風ながら雲も晴れて暑いほど。良いお日頃の下で11時半に横浜を出て途中休憩を挟みつつ14時頃には現地に着いた。試合は16時からなので早速コンコースでスタグルを調達。5月だったがやはりモツ煮込みは外せず買ってしまったが、相変わらず美味かった。今日は他にベーコン焼も。今回の席はメインスタンド1階中央付近だったが、2階からピッチ全体を俯瞰した前回と異なり、今回はピッチの近さを体感した。特にベンチに近いので選手、スタッフの表情がよく見えた。

■試合
 今日の鹿島は前節から3人スタメンが変わり、小笠原、カイオ、土居がベンチに下がって永木、中村充孝、ジネイがスタメン。やはりGW中の連戦を考慮したのだろうな。新潟は前節からGK川浪が守田、CB舞行龍ジェームズが増田に変わったが、中盤から前は同じ布陣。
 試合は開始から新潟が組織的にプレスを掛けて鹿島を自由にさせなかった。一瞬でもパスのタイミングを迷うとすぐに新潟の選手が寄せてきて、鹿島の選手は後ろに下げざるを得ないという。その中で目立っていたのはレオ・シルバで、この選手のプレーをこれほど間近で観たのは初めてだったが、守備も攻撃もこれほど“ボランチ”らしい選手はいない。特にパスだな。前、左右と囲まれても後ろに目でも付いているかのように慌てず後方の味方にはたくパス、ライン際を相手と競りながら走る味方にピンポイントで届くパス、それを観るだけで今日来た甲斐があった。
 そんな展開ではあったのだが、前半半ばに右サイドを走る金崎にグラウンダーのパスが通り、金崎が中央で折り返した先にはジネイが待ち構えていて冷静に決め、鹿島が先制。それまで何度もこうしたパスのタイミングが合わずに流れ、新潟のCKになっていた中で初めて通ったパスをゴールに結び付けたのはさすがだ。このゴール辺りから鹿島が流れを引き寄せてそのまま前半終了。

 後半も当初は鹿島ペースだったのだが、半ば頃には徐々に新潟がシュートまで持ち込むシーンが増え始める。ただエリア外からなのであまりゴールの匂いはしなかった。鹿島は後半半ばにはカイオ、土居を入れて圧力を強めていったのだが、そんな中で新潟はCKから同点に追い付いた。増田が曽ヶ端が伸ばした手の上から頭で合わせ、ゴールライン付近で鹿島の選手がクリアしたのだが、これがゴールインと判定された。
 それまでは鹿島快勝という内容だったので流れが変わるかなと思ったのだが、このチームの強さと言うか底力を観たのはここからだった。既に途中投入されていたカイオや土居、そして金崎、遠藤らの個人技やコンビネーションで新潟を押し込んでいく。そして30分過ぎに右からのグラウンダーのクロスを鹿島の選手がシュートと見せかけてスルーし、そのすぐ後ろにいた西が合わせて2点目。このスルーによって新潟守備陣は一瞬タイミングを外された。その後は小笠原を投入して試合を締めに掛かり(小笠原は一本パスミスでピンチを招いたが)そのまま試合は終わった。

 スコアこそ2−1と僅差だが、正直、2−0、3−0で勝つより鹿島の実力を目の当たりにした思いだ。前半からほぼ主導権を握り、カイオ、土居、小笠原というベンチに置いたカードを適切なタイミングで切って試合を決めるという。今節マリノスは出場停止だったファビオの復帰以外は前節と同じメンバーで名古屋と戦って1−3で敗れたが、これは(敗因はそれ以外にあるにせよ)中村、中澤という大ベテランにとって土曜→水曜という連戦が相当キツいものである事を証明しているように思うが、鹿島は小笠原をベンチに置く事が出来た。サッカーそのものもそうだが、こうした層の厚さなど鹿島というチームの総合的な強さを実感した試合だった。
 余談だが、今日はメインスタンドだったので両チームのベンチの様子がよく見え、そこで気付いたのだが、鹿島の石井氏はいつも腕組をしながらタッチ際に姿勢良く立っており、それが妙に画になる。


 帰りは駐車場を出るのに1時間以上待たされたものの(苦笑)、出た後は湾岸線で多少詰まった程度でスムースに進み、自宅近くまで送って貰った。感謝。いい春のドライブだった。車内BGMはTMのベスト盤だったが、久々にガッツリ聴きたくなった。