J1後期第4節 浦和×大宮(埼スタ)

barcaw2016-07-17
 今節はマリノスはアウェイで広島なので都合が付けばJ1〜J3問わずどこか首都圏開催の試合に行こうと思っていた。最終的に味スタか埼スタかで迷ったのだが、味スタはこの前行ったしガスもパッとしない内容で中位低迷しているので足が向かず、埼玉行に決定。
 途中新橋で早い夕飯を食べつつ開始30分程前に埼スタ着。夜の試合だとスタジアムに着くのは丁度日が傾く頃になるが、浦和美園駅から歩くと見える、夕日を背景に遠くそびえ立つ埼スタはとても絵になる。そんな事を思いつつ歩いていたのだが、更に思いは巡ってこれが日産なら、三ツ沢なら、味スタなら・・と各スタジアムの個人的ベスト風景を考えたりもした。今度ここで発表してみようか(笑)

 このカードは初めての観戦と思っていたが、実は8年前に同じ場所で観ていた。スタメンを見ると、浦和の広島コネクションは有名だが、大宮も元神戸の選手が奥井、河本、大屋と3人もいた。ここもフロントやスタッフに何か繋がりがあるのだろうか。
 試合は開始から主に大宮が激しく身体を寄せて浦和を抑え、時折見せるカウンターなどゴールに近いのはどちらかと言うと大宮だったのだが、前半半ば過ぎに柏木が直接FKを決めて浦和が先制。柏木はこのFKは確かに素晴らしかったのだが、司令塔としてはもう一歩という感じだった。長いサイドチェンジのパスを通したりもしていたのだが、全体的にパスが粗い。まぁ比較対象が遠藤保仁中村俊輔といった選手なので厳し目にはなるのだが、プレーはともかく遠藤、中村ほどストイックにコンディション調整しているとは思えないので29歳の今がピークで30歳を過ぎたらあの2人と違って落ちるのも早いのではないかと思う。
 それはともかくこのゴール流れは浦和に傾いて行ったのだが、前半のラストプレーで得たCKを大宮が決めて同点に追い付いた。後半もボールを支配するのは浦和ながら大宮も効果的なカウンターで対抗する、という展開だったのだが、後半半ばに右サイドの関根のクロスを武藤が頭で合わせて浦和が勝ち越した。今日の関根は何度も右サイドを駆け上がって仕掛けていたが、周りのレッズサポからはもっと出来るはずという叱咤の声もあった。
 試合は浦和が勝ち越したものの、その後は大宮が徐々にゴールに近付いていった。カウンターで何度もチャンスを作っていたのだが、その中でマテウスが右サイドから中央に切り込み、最後は左足でミドルを決め同点。その後は一進一退の展開となりそのまま試合は終わった。

 試合後の反応は拍手で迎える大宮サポに対して浦和サポはブーイング7割、拍手3割といった感じ。両チームのピッチ、スタンド共に絶対に勝つという意思が見える好試合だった。まさにこれぞ「ダービー」とでも言うか。試合後はこの前のマリノスフロンターレの試合を思い起こしていた。あの日産での試合は観衆48,000だったが、その内10,000人は川崎サポで、500円ユニ発売という販促も加えた上での数字だった。翻って今日の観衆は53,000で大宮サポは多めに見積もっても6,000〜7,000といったところか。浦和もピーク時に比べて観客数は減っているとはいえ、優勝争いとは無関係な試合でも重要な試合、相手がいて、そうした試合にはマリノスが滅多に越えられない5万の人が集まる。全体的なサッカー感度というか、試合をイベントとしてよりもサッカーとして認識している人の数、割合はやはりこのクラブに勝る所は無い。浦和というとゴール裏の熱狂ばかり注目されるが、ここの強みはメインやバックに座っている人々ではないかと思う。ゴール裏よりも数では多いこの人々が、ゴール裏ほど声を出している訳でもないがサッカーを生で観るもの初めてという一見さんでも無い“分厚い中間層”としてファン層の一部を成している。マリノスの場合、この中間層の薄さがそのまま浦和との観客動員の差に繋がっているように思うのだが。

 試合後は少し時間を置いて浦和美園駅に向かったがそれでもやはり混んでいた。ただ代表戦と違って浦和戦では隣の東川口駅で半分以上下車するのでその点楽だな。南北線含め1時間近く地下を走るのは実時間以上に長く感じられるとは言え。