J2第27節 群馬×山形(正田醤油スタジアム)


■北関東行
今年の夏は8日に宇都宮の友人と飲む予定があり、昼間は日光に行くつもりだったが、それだけでは勿体ないので例によって未踏スタジアム制覇行や行った事のない観光地巡りも検討した。最初は今まで出張でしか行った事のない福島観光(会津若松)&J3観戦を考えたのだが試合会場は福島市かつ15時開始なので予定が合わず断念、次に北関東に目を向けると水戸は8/7にアウェイ戦だったがザスパがホーム戦だった。群馬と言えば今まで伊香保草津など温泉地行がメインで後は仕事で何度か行った事がある程度だったので、群馬〜栃木の北関東行に決定。ただ群馬〜栃木(日光)の移動は在来線では時間が掛かり、新幹線で高崎→大宮→宇都宮と移動するのもあまり風情がないので車旅に決めた。車で遠出はそれこそエコパ行などサッカー絡みくらいでなかなか珍しい。

 当日は朝6時半に実家を出て途中環八の練馬と関越の川越辺りで多少渋滞に巻きこまれたが、最初の目的地、富岡製糸場に到着。

教科書でお馴染みの場所だが世界遺産に登録されたこともあってミーハー心で行ってしまった。まぁ日本各地の世界遺産登録運動は殆ど観光振興が動機であり目的だと思うが、こうして車で3時間掛けて行ってしまう人間がいるくらいの効果はあるということだな(笑)正直明治期の史跡はそれ以前の時代ほど心は動かないのだが、明治維新では政財官民どの分野でも今の自分とほぼ同世代の人々が重要な役割を担っていたという事実は色々と考えさせられる。明治初期の人々は体制の大転換という点でおそらく1980年代末の旧ソ連、東欧の人々以上の衝撃があっただろうと思うが、その中で新しい時代に適応し、生き抜くエネルギーを感じるとでも言うか。ソ連と書いて思い出したが、ソ連崩壊の混乱期にいち早く市場経済に適応して富を築いたオリガルヒ(新興財閥)達(チェルシーアブラモビッチ等)もそうした強かさを感じる。

 富岡を出た後は高崎方面に進み、達磨寺に向かったのだが、達磨よりも境内に掲示されたポケモンGOの注意書きの方が印象的だった。

都心に比べて地方はスポットの数が少ないらしいが、こういう寺社仏閣は希少なスポットとして登録されやすいんだろうな。
 その後は車移動の利便性をフル活用して道の駅で土産を、群馬が本拠のヤ○ダ電機で充電器を購入しつつ、時間に余裕があったので前橋育英高校(の前)にも行った。松田直樹細貝萌山口素弘らを輩出した名門。その後ホテルにチェックインし、近くのスーパー銭湯(天然温泉)で回復し、再び車で敷島公園へ。

■観戦記
 公園内にある正田醤油スタジアム前橋駅から車で15分ほどで、傍を流れる利根川沿いに無料の臨時駐車場もある。夕飯には前橋駅の土産物屋に売っていた弁当を買ったのだが、メインスタンドの周りには多くの出店があり、食べ物には困らなかった。

 試合についてだが、山形は去年までJ1にいただけに知ってる選手は多かったが、群馬はMF松下(前育出身)、元山形のDF船津くらいしか分からず。むしろ監督の服部浩紀(元フリューゲルス)の方が知ってるくらいで(苦笑)内容は群馬がやや押す展開で前半に群馬がCKから先制し、後半にもカウンターから追加点を挙げて2−0で勝利。山形は佐藤が2列目中央で攻撃の中心として振る舞っていたのだが、J1ならテクニックではなく運動量で勝負するこの選手が一番上手く見えてしまうという時点でチームの水準が分かってしまう。前日に観た甲府は散々な出来だったとはいえ、この試合を観た後ではやはりカテゴリ(次元)が違うんだなと実感してしまった。

 駐車場は試合後混みそうだったのでアディショナルタイム中にスタジアムを抜け出したのだが、ゲートを出た後でアンケートに呼び止められた。前橋市の観光調査?か何かで観戦者がどこでどれだけ金を使っているか調査しているとのことだった。横浜から車で来た自分はかなり特異な事例だと思うので参考になるかは分からないが(笑)
 スタジアムを出た後は群馬県庁(高さ153m)から北関東の夜景を見てホテルに戻った。