2016年の観戦振り返り

 とここで駆け足で今年の観戦を振り返る。観戦試合数はは38試合で昨年から1試合増えた。例年より味スタ、等々力、埼スタマリノス戦以外の試合をよく観た年だったが、総数は変わらず。正直、今年は特定の個人に依存するマリノスのサッカーに少し辟易しており、積極的にマリノスの絡まない試合を観に行った側面もある。サッカーの楽しさを再確認する為とも言えるが。

■ベストゲーム

1位:G大阪1-2横浜M(2016/4/2 J1前期第5節@吹田)
2位:川崎4-4湘南(2016/3/5 J1前期第2節@等々力)
3位:横浜M3-2神戸(2016/7/13 J1後期第7節@三ツ沢)
4位:浦和2-2大宮(2016/7/17 J1後期第4節@埼スタ
5位:鹿島2-1新潟(2016/5/4 J1前期第10節@カシマ)

 ベストは4月の吹田スタジアムの試合。満員の専用スタジアム、中村俊輔の同点FK、絵に描いたようなカウンターからの逆転ゴール、そして終了間際に遠藤のPKを飯倉がストップと舞台と試合内容でこの試合を越えるものはない。2位は川崎と湘南の壮絶な打ち合い。3位は0-2から大逆転した三ツ沢での試合で、4位は5万以上を集めた埼玉ダービー。5位は迷ったが友人に誘われて行ったGWの鹿島での試合。より鹿島らしさが出た試合だった。

■ベストゴール

1位:齋藤の勝ち越しドリブルゴール(2016/8/27 J1後期第10節横浜M2-2鹿島@日産)
2位:小林の勝ち越しミドル(2016/3/5 J1前期第2節川崎4-4湘南@等々力)
3位:中村(俊)の先制FK(2016/4/2 J1前期第5節G大阪1-2横浜M@吹田)
4位:泉澤の先制ミドル(2016/8/13 J1後期第8節横浜M1-1大宮@三ツ沢)
5位:岡本の勝ち越しゴール(2016/3/5 J1前期第2節川崎4-4湘南@等々力)

 振り返ると1位の齋藤のドルブルゴラッソは8月下旬だが、この頃からマリノスサポの間でこの選手の(これまで松田、中村、中澤らがそうだったような)“神格化”が始まったように思う。“マリノスには常に日本を代表する選手がいる”という神話の継承者として認められたとでも言うか。ただ日本を代表する=代表レギュラーとなると、サウジ戦で原口が見せたプレーはそうした神話に現実を突き付ける結果となったと自分は考えているのだが。
 ベストゲームで2位に挙げた川崎×湘南戦はゴールもなかなかインパクトの強いものが多かった。パウリーニョのCKダイレクトボレーも捨て難かったのだが、2位小林悠のゴールは正確なトラップからのミドルという技術、岡本のは後半30分過ぎに3バックの1人が相手ゴール前まで走り込む点でより湘南らしさを感じたのでランクイン。それ以外では生で観た中村のFKを3位、そして三ツ沢での大宮戦で泉澤が決めたミドルも強烈な印象が残っている。泉澤は来季のマリノスの獲得リストに載っているという報道もあって調べてみたら、柏U-15から新潟ユースという面白い経歴だった。

■ベスト遠征

1位:G大阪1-2横浜M(2016/4/2 J1前期第5節@吹田)
次点:鹿島2-1新潟(2016/5/4 J1前期第10節@カシマ)

 上でも述べたがやはり吹田スタジアム行は外せない。観戦+京都、彦根の桜というツアー全体を踏まえても。今年は遠征は2回しか行かなかったので必然的にまさかの2年連続鹿島行が次点で(笑)天気に恵まれたGWのいいドライブだった。