J1第24節 横浜M×FC東京(日産)


 7/29の清水戦には行かなかったので(それでも1ヶ月前になるが)、日産は7/8の広島戦以来か。この間も観戦自体は結構してたのだが、三ツ沢→ビッグスワン長良川→三ツ沢→西が丘→等々力とまぁ色々行ったな。

 前半はいつも通りの0-0だったが、東京は3バックで、両サイドの裏、サイドと中盤の間が空いているのでマリノスとしてはそこに上手く縦パスを入れることが出来、いつもの前半よりはゴール前に到達する回数が多かったように思う。前半両チーム最大の決定機は高萩が飛び出してGKと1対1というシーンだったが、ループ気味のシュートを外した。
 後半はこれもいつも通りマリノスがカウンターで徐々にゴールに近付くようになり、齋藤や山中が左サイドから突破してクロス→右サイドから走り込んだマルティノスが飛び込むというシーンが2度ほどあったが、シュートがミートしなかったり合わせられずでノーゴール。そんな中で残り10分を切った頃に左サイドからのクロスを途中出場のウーゴが頭で合わせ、これがポストに当たってゴールイン。この選手はあまり大きくないので頭で合わせるプレーはそれほど多くないが、ヘディングする時は開幕戦の浦和戦然りで上手くマークを外し、叩き付ける感じで枠内をしっかり捉える。この辺りは身体能力では測れないFWとしてのセンスだな。その後FC東京もクロスバーを叩くシュートがあったがこれは入らず(距離が遠く現地では状況がよく分からなかったが、後でハイライトを視ると中島のループシュートだった。)、そのまま試合終了。

 前回の対戦は現地に行かずハイライトを視たのみだったが、あの試合も双方に決定機がありつつ0-0のまま終盤にマリノスが先制して1-0だった。それ以外にもここ最近東京相手に勝つ時は、富樫が特別指定でJデビューゴールを決めた時(15年)や13年に3-2で勝った時の様に、終盤に決勝点を挙げるパターンが多い気がする。これで14戦負け無しか。とにかく守備は安定しているが、そういう場合、相手もそれを意識して必要以上にシュートモーションが堅くなったり、狙い過ぎてワンテンポ遅れたりする。それが好循環を呼んで更に守備が安定するのだが、今日の高萩の決定機もそんな感じだった。シュートまでのパスや人の動きは素晴らしく、マリノスとしては完全に崩された形だったが、結果はシュートミス。ただこのまま残り10試合無失点という事は考えにくく先制を許す事も有り得るが、その時どうなるかだな。今季公式戦で先制された試合は8戦全敗で、優勝争いするには少なくとも追い付いて勝点1を得る戦いが必要。

 東京を観るのは今季初めてだったが、このチームは選手だけでなく監督にも投資すべきで、それを含めたチーム編成の戦略を立てられる人が必要なのかとは思った。試合内容は順位ほど悪くない(実際今日も終盤までほぼ互角だった訳で)のだが、多くの選手に代表歴があって五輪の10番も2人いたりする中で、それがチーム力に反映されてないというか。フィッカデンティ時代の緻密さに比べるとやはりポジショニングとかパスを回す時の身体の使い方だったりが甘く見えてしまうんだな。また前田、大久保、ウタカ、永井と人員過多な前線とか、小川を育てるのかと思ったら太田を復帰させるとか(今日は小川がスタメンだったが)、中堅、ベテランを獲る割にU23チームをJ3参戦させてるのも、トップとU23の連携という点でどうなのか、という。

 帰りはすぐにスタジアムを出て溝の口行きバスに乗車。最近はこれがパターンになっており、もはや新横浜駅の帰りの混雑には耐えられない(笑)