横浜スタジアムへ

 友人からチケットがあるという事で3年振りに浜スタに行った。前回は平日ナイターだったが今日は土曜、しかも3位4位の直接対決と言うこともあってスタンドはほぼ満席。17時過ぎに関内に着いたのだが、京浜東北線横浜駅から既に通勤ラッシュ並みの混雑だった。

 サッカーに限らずスポーツに関してはリーグシステム、スタジアム、アリーナ(のデザイン)に興味があるのだが、スタンドに入ってまず目を引いたのは前回来た時よりも増えた青いシート。全体の8割は従来のオレンジから青に変わっていたが、やはりチームカラーとスタンドの座席が揃うとホーム感が増すな。サッカーでも最近はそういう点も考慮されているようで、近年新築、改築された吹田スタジアム長野Uスタジアムミクニワールドスタジアム(北九州)、等々力のシートはそれぞれのクラブのチームカラー。日産スタジアムも座席を今の薄水色ではなくより深い青にしたらかなり印象が変わると思う。

 ホーム感と書いたが、ベイスターズファンの占める割合も増えたように思う。巨人相手ならかつてはレフトスタンド全体+3塁側の大半は巨人ファンで占められてたと思うが、今日はレフトスタンドの半分はベイスターズファンで、自分の座っていた3塁側も比率は6:4でベイスターズという感じ。一緒に観た友人曰くベイスターズが増えたのと巨人ファンが減った両面があるという事だった。昔は何となく野球に興味を持ったらメディア露出の多い巨人から入る人が多く、それがそのままファン数に繋がっていたが、今は昔ほど地上波の中継も無いので相対的に影響力が低下していると。まぁ今でも広島や阪神相手なら3塁側は相手側で埋まるとの事だったが。

 試合はどちらかというと投手戦で最初は横浜の先発石田の方が安定感があったのだが、走者が出た後に少し不安定になって押し出し等で得点を許し、反対に巨人の先発畠は常に一定のリズムで投げていたのが印象深い。1-3とリードされた横浜は最終回に走者2人を出したが最後はピッチャーゴロで終了。すぐスタジアムを出たものの(日産帰りの新横浜や埼スタ帰りの浦和美園を思い浮かべつつ)帰りの関内駅は混むんだろうなと覚悟したが思ったほどでは無く来た電車にすぐ乗れた。他にもみなとみらい線や市営地下鉄、あるいはバスという手段もあるし、都心部にスタジアムのある強味だな。スタンドから周囲のビルが見えるというのは郊外に立地している事が大半のサッカーではあまり無く、強いて言えば旧国立がそうだったかという程度。やっぱアクセスも重要な要素と感じた。